イコロの森

工藤敏博の植物日記

カテゴリー: 日記の記事一覧

2019

6.4


日記

Bettyちゃん、そしてMiss Kim

昨日の札幌は暑かった。
やはりイコロとは違います。

 

朝から街なかで色々用足ししてましたが、大通公園バラ園の横を車で走ると緑の中にぽつぽつと色が見える、咲き始めたんですね。
午後からまた通るともっと色が多くなってました。

 

やはりいちばん早いのがBetty Boop、AARSもののFl。
本格的な開花で、全体の蕾からすれば1〜2分咲きでしょうか。
この天気ですから咲きますよね。
原種類ではなくブッシュローズの5月中の開花は過去にもありましたが、その後はもじもじして満開は6月中旬頃でした。今年はどうなんでしょうね。
今日から少し気温も落ち着くようなのでこのままいくことはないでしょうが、やはり早いことは早い。
リラ冷えがなかったですからね。

 

自宅では遅咲きのライラックのチョウセンハシドイ ‘ミス キム’( Syringa pubescens ssp. patula ‘Miss Kim’)が開花。

 

チョウセンハシドイのアメリカの品種です。
百合が原公園のIさんからいただいた株でコンテナ植え。
控えめな上品な香りも楽しませてもらってます。
イコロに持って行こうと思っていましたが、今朝見ると満開なので今年は止めて来年に。
あちこちで使いたいと思ってます。

 

豪華なフレンチライラックも楽しいが、繊細な感じが何とも魅力的です。
バラもそうだが、やはりどうにもドヤ顔ものより控えめな方に引かれます。
元気いっぱいのBettyちゃんもいいですけどね。

2019

6.3


日記

水を得た緑

昨日のイコロ、暑過ぎず、程よい風、本当に気持ちの良い一日でした。

イコロでは前日の夜にかなり雨があったようで、モリモリの緑、欲しかった水を得た植物の喜びを感じました。

札幌では全然足りなく、羨ましい限りです。
一ヶ月前はまだ新芽の時期だったんですよね。この一ヶ月の緑のモリモリ度は凄まじいほどです。
一年でもいちばんの変容でしょうね。

 

やはりイコロは一ヶ月に一回くらい見ていただきたいものです。
その変化は庭の醍醐味だと思います。
雑草もモリモリで枯れ枝もまだまだ目立つ、でも荒れた所もある時はきれいに整えられる、苦しいですがそれも含めて。

 

朝方ガーデンを歩いていると、雨の後なのか、陽が差してきて暖かくなるせいか、レンガやアスファルト上にやたらカタツムリが出てきます。
交尾中の二匹。
昨日もぐちゃっと踏んじゃいました。気分悪いものです。
これからは細心の注意を払いながら歩きます。ごめんなさい。

 

昨日は毎年恒例バラの自根苗、自家生産苗の植栽。
約20品種200株ほど。
今年から畑を月形から恵庭に移しました。
使わなくなった農家の畑を借用。
漁川のすぐそばの畑ですが、沖積土でやや粘質のシルト、バラには最適だと思います。

 

何よりもイコロに近いので、ちょくちょく行けるのが助かります。
後日宿根草の苗や実生のハマナシの苗も植える予定。
どんな出来になるのか?楽しみです。

2019

5.30


日記

まだ5月ですが

昨日は白老の現場での植栽。
例年だとこの時期ですから植栽は最盛期なのですが、このところの例の高温続きで、夏の植栽のように感じてしまいます。
でも、まだ5月なんですよね。

 

早めに終わってラッキー!と、自宅でポット植えを植えたり、ポットの鉢緩めをしたり。
趣味の園芸は楽しい。

 

ここ数日の高温で一気に進みました。

 

隣りのマンション工事の囲いが何ですが、物置きを覆うクレマチス モンタナ ルーベンス(Clematis montana var. rubens)が満開。
他のものに変えたくてバンバン切ったのですが、凄まじい再生力でまたたく間に復活。
花後にまた切りますが、どうしたものか…他に植えたいものが控えているんですが…

 

基本種のハマナシは一週間前に開花しましたが、それに続き今はScabrosaが満開。
この大輪花が咲くと基本種がより原種らしく見えてしまいます。

 

茶の間の窓横のルブリフォリアも咲き始めました。
基本種+3品種ですが、植えて4年目、ほぼほぼ完成形でしょうか。
花のアップはRosa rubrifolia ‘Carmenetta’、いちばん旺盛かな。
この冬もいっぱい鳥が来て楽しませてもらいました。

 

少し日陰ではR. pimpinellifoliaが開花。
やっぱり基本種はいいですね。

 

レアもの、Louis Rielも開花。
R. rubrifolia × R. pimpinellifolia var. altaicaのカナダの品種。
あちこちで使いたいのですが中々導入が難しい。
なるほどの葉色と清楚な白花が何とも言えない品種なんですけどね。

 

その他早咲きのシュラブもほころんで来ました。
ルブリフォリア基準だと例年より4、5日早い感じでしょうか。
そろそろバラの季節に入ります。否、まだ5月です。

2019

5.28


日記

画家の庭

昨日は暑い中、中富良野の現場での植栽でした。
先日位置出しした所に、オイル抽出用のダマスクとケンティフォリア、25品種475株。
高温予想だったので、昼までが勝負だと助っ人2名と朝から一気に植込み。
汗まみれになりましたが、予定通りに完了。
ご苦労様でした。

 

夏の現場だと思えばありですが、この時期ですからね。
やはり5月とは思えない日ではありました。

 

いつも道路沿いで見て気になっていた看板。
早めに終わったのでのぞいてきました。

 

小学校の廃校を利用しての、東京から移住した画家のアトリエとギャラリー。
きちんとリフォームされた建物は素晴らしく、中はギャラリーになっていましたが、あまり時間なく庭だけざっくり見てきました。
ご自身が少しずつ整備してきたようで、里山風の緑豊かな空間でした。
今度またゆっくり見させてもらいます。

 

道路沿いに何ヶ所かあるこの看板、てっきり中富良野町のイメージ看板だと思っていました。
どこも画になる「画家の庭」って。
いいコピーだな〜と。誤解でした、すみません。

 

でも、確かにどこも切り抜けば画になる風景がいっぱいあります。
行く度にいろいろ発見ありそう。
楽しみです。

2019

5.24


日記

ハマナシ三昧

今週は暖かい日が続きます。
というか、週末からは30℃以上の真夏日予報、暑くなるようですね。
まだ5月ですよね。ちょっと想像できないくらいです。

 

昨日はいわみざわ公園で前回に引き続きハマナシの剪定。
一昨日はイコロでやはりハマナシを切っていました。
蕾もだいぶ膨らんで来たので、他を置いて先行しました。
芽がこれ以上伸びると入れなくなりますからね。
それでも両腕傷だらけ。

 

正確には剪定ではないな、枯れ枝、折れ枝の除去ですね。
取りあえずほぼ終わり、一区切り。
株高が上がってきたため、岩見沢では積雪による枝折れが多く発生。
この秋には改めて本格的な剪定(丈落とし)をする予定です。

 

一昨日札幌新道沿いで一輪、昨日は3輪開花を見ました。
この数日でどんどん咲いて来るでしょうね。
そろそろ原生花園ものの花見にうずうずしてきます。
始まりますね。