イコロの森

工藤敏博の植物日記

カテゴリー: 日記の記事一覧

2020

12.29


日記

スクラップアンドビルド

昨日のイコロ、さらっと白いがまだ芝生の先が顔を出しています。
年末から連日-10℃超えになるようで、芝生も何も心配ではあります。
動物たちも厳しいでしょうね。

 

自分は昨日で今年最後のイコロとしました。
作業は無しで年末の掃除を少し。
ハウスでは相変わらず宿根草の株分け、ポッティングが進んでいますが、毎日寒い中での作業、頭が下がります。ご苦労様です。来年もよろしく!

 

札幌に戻って銀行やら。
法人化しての初めての納税も取りあえず完了。
10月末が決算日なので12月末が申告期限、年末のイベントが増えました。

 

街なかの仮囲いに書かれていた標語。
昔の丸ヨ池内の解体の現場、目を引きました。

最近こういうのが多い。一応景観に配慮なんでしょうね。

 

どうなんでしょうね?
思い出、心を込めて、大切に、壊す、言葉の組み合わせは矛盾しています。
だからインパクトあるんでしょうね。
「たくさんの思い出がつまった建物を、私たちは壊します。すみません。」の方が素直ですよね。

 

この状況でもあちこち依然スクラップアンドビルドが続いています。
とくに昔の松坂屋のラフィラを始めススキノ地区が多いと感じます。
100年も200年も残るヨーロッパの石造りとは別もの、これも日本の文化かもしれませんね。
どうせなら、最初から解体前提にプレハブ仕様にすればいいのにとさえ思ってしまいます。

 

ホーマックもジョイフルもない時代、昔は金物を買いに行くのはいつも池内でした。
何でも揃っていて楽しかったな〜店員さんも皆んなエキスパートだった。
思い出はいっぱいあります。

2020

12.24


日記

最後の鋏ケース

積雪深1mを超えたいわみざわ公園。
札幌やイコロとは別世界。バラはすっぽり雪に覆われ、寒さからは守られて暖かそうではあります。

 

先週から、恒例のいわみざわ公園色彩館(温室)でのつるバラの剪定+葉毟りをやってます。

 

2段足場の上に上っての作業ですが、場所によっては1段目で先ず枝をさばき、場所を確保してから2段目を設置。その上に這いつくばって、さらに枝をさばきながらやっと立てるようになります。
しばらくは重なり合った枝の内側で身動きできません。

 

まさにトゲとの格闘ですが、長年やっていればトゲとも仲良くなれる。
逆らわずして「戻して引く」がコツでしょうか。
「痛い、痛い」はまだまだ、バラと一体とならなければ。

 

年明け1月まで続きます。
こんな時期にバラと格闘、いや戯れられるのはありがたいことかもしれません。
でもやっぱり痛いですけどね。

 

一昨日剪定鋏のケースを新調しました。
袋の縁が破れてきて、先週足場の上から落としてしまったので限界でした。
危ない、危ない。

 

考えてみれば、今まで使っていたのは3代目だったと思います。
45年ほどで3個、計算上15年は使えることになる。

もっとも2代目がいちばん稼いだかもしれませんが。

 

今回のものは、きっと自分の人生の最後の鋏ケースになるんでしょうね。
何でもそう、靴もジャケットもパソコンも。この歳になると物ものを新調する度にそう思ってしまいます。これが人生最後の〜だなと。

 

つまらない感慨ですね。
そんな歳になったということです。

2020

12.21


日記

冷凍庫

うん、昨日は冷えました。
札幌を出る時は-7℃、その後高速を走っている時に徐々に下がり、千歳空港IC出口で-13℃、それから林道を進むうちに1℃ずつ下がり、終着地イコロで-18℃。
-18℃、何回か経験ありますが、-18℃になるといつも冷凍庫の中にいるんだと思ってしまいます。

 

どうしようかと迷いましたが、管理棟で入念にいつもの準備体操、まるまると着込んで恐る恐るガーデンに出てみると風が全く無く、うん、できるじゃんと決行。
もっとも、やはりすぐに指先の感覚が無くなり何回か車の中のヒーター口で暖めました。
やっぱり指先ですね。足先含めて他はどうにかなるが指先はどうにも。何か考えなくては、ですね。

 

今日明日からは少し緩むよう。
何もこんな厳寒日にやらなくてもいいもんですが、今日から他予定諸々ありで決めてしまいたかったのです。ノリです。それ重要。

 

一昨日、昨日と入り込んでいたローズガーデンの南西角の茂み。
混み入っていて何とかしないとな〜と毎年横目で見ていました。
春になると、どうしても他の方が優性順位が高くなるので中々手を出せません。

 

取りあえずすっきりしました。
ただ、ミズキの固まりの数年間重なった内側の枯枝がどうにも引っ張り出せず、持ち越し。
裏側から入れる場所を確保しなければ。

 

ミズキだから何とかなるが、ハマナシなんかは3列以上群植すれば内側の株は全く手を出せなくなります。血だらけになる。
管理を考えればせいぜい2列止まりでしょうね。
いや、毎年か1年おきに入れるなら何とかなるか〜。
やはり放置したツケなんでしょうね。反省。

 

年内もう一ヶ所と企んでいるが、できるかな〜。

雪が来たら諦めざるを得ません。

 

帰り、珍しく千歳〜札幌間の高速が吹雪で通行止め。
2時間以上かかってしまいました。
そっちの方が疲れたような。
2晩車の中なんかは自分はとてもできないな。
北国の冬はやはり大変です。

2020

12.16


日記

指先

今日行きますが岩見沢、積雪深が1mを超えたようですね。
皆さん本当にお疲れ様です。
札幌の今朝は降ってはいるものの、うっすらでかわいいもんです。

 

昨日の朝のイコロ、こちらは朝方は霜で白くなっていますが雪は全く無し。
でも昨日の6時半頃は-9℃で土はカチンコチン。
もうスコップは刺さらない。

 

明るくなって引き続き剪定。
昨日はバラを止め、Jimmyさんに誘発されてかウツギなどのシュラブ類を始めました。
トゲが無くて楽チン。

 

でも、このところ最初の1時間ほどがキツい。
冷え込んでいるので真冬仕様で万全の重ね着で臨みますが、指先が寒さで痛い。
遠赤のインナー手袋に防寒手袋を重ねているのに。

 

血の巡りが悪いんでしょうね。
歳のせいかと思います。
少し前まではこんなこと、なかったですから。

 

で、とても我慢できないので、車の中でヒーターばんばんで手を暖めます。
それで暖めると、後は問題ない。最初だけ。

 

であれば日が昇って少し温くなってからやればいいもんですが、自分にとって朝の1時間は日中の2倍は稼げる。これは昔から。
指先だけがついていけないんでしょうね。
とばっちりですね。
何とか頑張ってほしいものです。

2020

12.12


日記

いやまだまだイケる

昨日もイコロでローズガーデンの剪定。
朝方は久しぶりの霜景色でしたが、日中は風もなく陽も差し穏やか。

 

昨日の朝の場面。
昨日は左のルゴサの固まりの下で這いつくばっておりました。
大株になったものは、仕立て直しで枝の更新を図り、枝を切り詰めます。
できれば右のミズキもやりたい。

 

今の対象は、昨年できなかったもの、春の時点で後回しになるもの、枝が混んで時間を要するもの、要は慌ただしい春にはじっくりできないものが狙いです。
もちろん、枝が確実に越冬できるのも条件。

 

そういう意味では、札幌でもランブラーなんかは今のうちにじっくりやるのも手かもしれません。
年末まで雪が積もらない年もありますからね。

 

イコロは土日積雪の予報も晴れマークに変わり、来週も雪はないよう。
まだまだイケますね。
でも週明けから-10℃の世界になるようなので、寒さはキツいですね。
本当はなんもかんも放っておいて入り込んでいたいのですが、そうもいかない。
どこまでできるか、です。

 

昨日の霜で目を引いたSnow Ballet 。
いつもそうですが、この品種だけ黒葉に変わり目を引きます。
その親のSea Foamも時々こんな色になる。
他はとっくに葉を落としたり傷んでいるのに、しっかり付いて葉色だけ変わる。不思議なもんです。

 

今日も比較的穏やかなよう。
這いつくばります!