イコロの森

工藤敏博の植物日記

カテゴリー: 日記の記事一覧

2020

3.31


日記

変わらぬ再会

昨日は風もなく穏やかなぽかぽか陽気。しっかりと春の季節を感じました。
こうなれば、あそこもそこも見ておかねばと札幌に戻る前にガーデンへ。

 

一年ぶりの再会、変わらぬ姿に心落ち着くものです。
こんな時だから余計そう思う。

 

そろそろバラの剪定を始めようかと。
今年も定番通りの切り方に徹します。粛々と。
毎年毎年同じことをやるということ、それができるということ。それに感謝ですね。

 

来年7月23日、どうなっているか誰にも読めませんよね。
それに向けてまた狂騒曲が始まるんでしょう。

 

今後30年間に70%の確率で起きると言われる首都直下地震、
まだ全くコントロールできていない福島第一原発の状況、
不安を感じつつ。

2020

3.27


日記

一喜一憂

昨日は久しぶりに、いわみざわ公園。

 

今シーズン初めての屋外作業、先ずは駐車場のツクシイバラの剪定と誘引作業。
コンパネ箱囲いを除いたPP巻きの株のみ、枝の歩留まりはまずまずでしょうか。

 

雪もすっかり消え、メイン花壇も一通り見てきました。
いつも全貌現るのこの時がいちばんはらはらするものです。
一喜一憂、体に悪い。
極端に雪が少なかった割には良しとします。
株倒しが多かったので、起こしてからまた一喜一憂することになります。
またまた体に悪いですね。

 

株起こし時の腐植土混入、その後の剪定、施肥と、何とか初期生育を促したい。それが越冬にも繋がることと思います。
今シーズンも悪戦苦闘の日々が続きます。バラ屋の宿命ですね。

 

色彩館のモッコウバラ、満開でした。
隣りのマルメゾン(Souvenir de la Malmaison)も。
ほぼ例年通りの開花日。
剪定、誘引もまずまずで、取りあえず満足万蔵。

 

メインの他のランブラーも、満開時はお腹一杯になりそうなほど蕾がいっぱいでした。
こちらは連休くらいが見頃になりますが、今は先ずモッコウを見るべきかと。
そして連休前半くらいにまた見に来るべきでしょうね。
業務命令のようですね、すみません。

 

色彩館、連日結構入館者が多いとのこと。
とくに子供連れが多いとのことですが、そうですよね、今は行き場が限られますからね。
高温回避で換気も図っているし、人口密度も少ない、現状では安全で気持ちの良い数少ない空間と言えます。
鑑賞温室の本領発揮かもしれません。

 

そういう意味ではイコロも然り。
4/21オープンですが、鬱屈とした現状の中では良い気晴らしなるかと。
少しでも落ち着いた状態でオープンを迎えたいものです。

2020

3.26


日記

いよいよスタート

昨日の日中はポカポカでしたが、朝方は前日の雪が樹々に残り、最後の雪景色を堪能したくまたまたガーデンへ。

 

今日から日中10℃くらいの晴れが続くようなので、見納めでしょうかね?
でも、4月に入ってからのなごり雪も珍しくはないのでまだあるかもしれませが、自分的には本格的な雪景色は昨日を最後とします。もう頭は次のシーズンに入りましたからね。
今年も楽しませてもらいました。

 

一昨日は今シーズン最初の現場作業でした。
札幌宮の森M邸のつるバラの剪定と誘引作業。
場所がらやはりここがいちばん先になりますね。

 

あいにくほぼ雪模様の日でしたが、3年目のランブラー、生育順調なのでほぼ1日かかりました。
10mほどのフレームに7株のランブラー、伸びがいい各品種からすると3株でも十分なのですが、まあ毎年枝を整理すれば何とかやりくりはできる。
各品種の混ざり具合の妙を楽しめるかと。

 

それにしても全く凍害無し、こんな株の剪定、誘引作業は楽しいものです。
ありがとうございました。
満開時が楽しみ。

 

昨日イコロのローズガーデンも覗いてきましたが、例年のウサギの食害も少ないよう。
つるバラも思ったより枝が助かっていました。
近日中に剪定、誘引に入ろうかと。

うずうずします。
今シーズンも始まりました。

2020

3.22


日記

「真実は一つ」

数日前から例の枝支柱を使って、つるバラの誘引を始めています。
昔のようなダイナミックな大株がないので何だかですが、まあ楽しい作業ではあります。
昨日で半分くらい終了、芽が動いて来てるので早めにやってしまいます。

 

世の中、緊急事態宣言も終了となり少し様変わりですね。
ひっそりとしていた札幌の街なかも、一昨日の祝日と昨日の土曜はいつもと変わらぬほどの賑わいでした。今日もそうでしょうね。
世界中、とくに欧米ではますます規制が広がっている中でのこの動き、何か違和感を覚えてしまいます。
経済的、オリンピックも絡んでの思惑も感じますが、今まで抑えられていたものの反動、その結果がまたまたとならないことを願うばかりです。

 

ハウスの横で膨らんで来たフキ。
いよいよ始まりますね。

 

花言葉なんていっぱいあるのでどうでもいいですが、フキの花言葉の一つに「真実は一つ」とあるそう。
この「真実」を見極めるのが難しい。
とくにSNS社会になった現代では特に難しい。
ジョージ・オーウェルの『1984年』の世界になってきたと感じます。

2020

3.16


日記

ホワイトデー

昨日は風もなくのどかな日曜日でした。
何もなければ誰もが外に出たくなるような日なんでしょうが…

 

少し開いて来ました。

一昨日イコロからの帰り、久しぶりに花屋に寄って買って来たチューリップ。
一応ホワイトデーですからね。
いつもではないのですが、こんな時こそ何だか花が見たいな~と思ったのです。

 

お目当ての花屋は土曜なのに閉店中、第二候補の花屋へ。
そこは開いてはいるものの、何だか活気がない。
花も花台に並んでいるものはもとより、フラワーキーパーの中のものも活気がない。
花も店員も。

 

切り花屋さんもキツいでしょうね。
いろんなイベントなくなるし、卒業式なんかも必要最低限でしょうから。
本来ならホワイトデーでいけいけのはずですよね。
本当に広範囲に影響が及んでいます。

 

バラをとも思いましたが、とても手を出す気になりませんでした。
これは活きとは関係なく、やはり切り花のバラはガーデンローズとは別もの。
自分としては手は出ない。

 

それにしても、どうしてどこの花屋も若いお兄さんは同じ雰囲気なんでしょう?
基本黒ずくめ、髪は今風、何だか少しワイルドなホストっぽい。
すいません、悪口ではないですよ。
自分たちの土臭い業種とは別ものなんだな〜と思った次第です。

 

回転悪いと悪循環。
何とか皆んなが花を買いたくなるようになって、活気を取り戻してほしいと願います。