イコロの森

工藤敏博の植物日記

カテゴリー: 日記の記事一覧

2017

7.10


日記

夏本番

昨日はコテージガーデンで講習。
引き続き暑い日でしたが、いつもの常連さんに参加いただき無事終了。
暑い中、暑苦しい工藤にお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

コテージのカフェ、オープンに向けて準備が進んでいました。
厨房やら機材やら、本格的でした。
8月からオープンとのことで、次回の講習には利用できるでしょうから楽しみです。

 

昼ご飯、梅木さんが刻みショウガ+ホタテのおにぎりを用意してくれていました。
連日の猛暑で食欲減退気味の身にとっては何より、おいしかった!
ありがとうございました!
梅木さんのこと、きっとカフェでもこんなアドリブ料理が提供されるんでしょうね。
楽しみ、楽しみ。

 

コテージに行く前、雪の聖母園の畑の様子見。

 

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ちびバラ、順調に伸びているものの草と競合。
競い合っているうちはいいけど、そろそろ負けそう。

雨降ったら完全に負けるな〜
うーん、今週のどこかで救出したいものです。

 

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札幌に戻り、街なかでは4番街まつりで御神輿でわっしょい、わっしょいで賑わい、自宅そばではマルヤマクラスから西20丁目までホコ天にしての裏参道まつり。こちらも人でいっぱい。
裏参道のお祭り、昔のトマトムーンがあった時代からやってますが、隔世の感あり。
出来上がった人も結構いて、それはうらやましくもあり。
夏ですね。

2017

7.8


日記

宝の山

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昨日も暑かったですね。
一点の雲もなくテカったいわみざわ公園、バラは満開状態でしたが、バラを楽しむには暑過ぎますね。
団体客も次々とかなりいらしていましたが、熱中症が心配なほどでした。
昨日はどこもそうでしょうね。

 

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駐車場横のCrimson Ramblerとツクシイバラもほぼ満開。
咲き始めの花だけ何とかクリムゾンっぽさを感じますが、すぐにローズピンクに色抜け、これも暑過ぎるせでしょうか。

 

このところ、行く度に圃場の堆肥場を見て回ります。
リニューアル当初から、剪定枝やバラなどのリサイクルに組み込もうと実施してきましたが、どうにも片手間でした。
今まではバラの育成を第一としてきましたからね。
そこで、この冬から需要と供給量の掌握、確実な堆肥化の手法などを改めて見直し、今年をリサイクル元年にしようと皆んなで勉強会、打合せを行ってきました。
何だか昔の百合が原公園時代に戻ったような気がしてしまいました。

 

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主体となるのは市内の街路樹の枝葉堆肥。
圧倒的にプラタナスが多く、夏の終わりの一時期に発生が集中する岩見沢の特殊性もあり、水分量や仕込み時の気温から、昨年粉砕して仮堆積していたものを対象としました。

温度計は60℃ほど、いい感じで推移しています。
粘土質の土地柄、植物性の堆肥を主体とするのは順当と思います。

 

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バラ園、他に比べて圧倒的にバラの残さも多く出ます。
茎も葉も花も混ぜて堆積、今はハマナシのマルチングに使っていますが、肥料分も多く、将来的には是非バラの植え床に戻したいと目論んでいます。

 

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草堆肥、百合が原なんかではやたら出る材料ですが、いわみざわ公園では案外少ない。
マルチング効果でしょうが、それでも少ないものの草は出る。
多くは、障がい者福祉施設の工房こぶし・いこいの利用者の皆さんが毎日除草してくれたもの。

本当にありがたい。
芝生の刈草も混ぜるので水分量が多く腐敗気味でしたが、冬囲いの荒縄の破砕を混ぜ何とかいい感じに。
堆肥が出来たら、施設の皆さんにも是非見てほしい。
主に宿根草花壇に使う予定です。

 

この他、マルチング用の幹枝の冬剪定枝チップや、園内から山ほど出る落葉もあります。
どれもが自分にとっては宝の山と思えます。
植物主体のこのような施設には、このような裏方の役割が重要と思います。
市販の流通品では賄えませんから。
楽しみです。

2017

7.2


日記

賑やか大通公園

昨日は久しぶりのイコロでガーデンに入り込もうと思っていましたが、腰の調子が悪く断念。
シーズンは、まだまだこれから。

昔のように今から杖や車椅子の世話になる訳にはいかない。
車でしょうね、腰にクッションを入れたり工夫しているのですが、このところ例のハマナシ採種にからみ遠出が多く1日800k超えを連発しましたからね。

 

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イコロ、ホワイトガーデンはいい感じになっていました。
ササではなく、本来のガーデンを見に来てほしいものです。

 

夕方、打合せで大通公園管理事務所へ。
その前に12丁目バラ園をサッと見。
早咲きものはかなり切ったものの、遅咲きが満開でまだまだ賑やか。
昨日はボランティアの方たちが手入れに入ったとのことで、こちらも完璧に除草され、花びらも落ちていなくしっかり管理されていました。
ご苦労様です、ありがとうございます。

 

管理事務所のある7丁目では花フェスタの売店群。
今日までですが、全品半額+オークションなどで盛り上がっていました。
旧知の業者につかまると長くなるでサッと見だけ。
考えてみれば、花フェスタってじっくり見たことないな〜と思った次第。

 

隣りの8丁目ではベルギービールウィークエンド2017、これも今日まで。

 

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えらく好評とのことで、いつ通っても昼間から混み合っています。
昨日もレゲエのDJで盛り上がっていました。

 

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数日前に撮った画ですが、テント以外の座席はパレットを利用しています。
これはイケますね。
テーブルは天板付けて縦使い、段差付けていろんな利用ができます。
色付けできればなおいいですね。
自分、ベルギービールはどうにもなので、これもサッと見だけ。

 

10丁目ではフェアトレードフェスタ、これも今日まで。
毎年見ていますが、年々盛り上がってきているよう。
らしい人たちが太鼓で楽しそうに踊ってました。
人それぞれ、人生それぞれ。

 

これからサッポロ・シティ・ジャズやら何やら、そしてビアガーデンですかね。
いずれもまたサッと見だけになるんだろうなーきっと。

2017

7.1


日記

バラの景色

昨日は久しぶりに夏の暑さを感じましたね。
いわみざわ公園、かなり咲いて来て、朝から続々と花見に人が訪れていました。
千客万来、結構なことです。
(イコロは静かなんでしょうね、うーん)

 

ボランティアの皆さんはオールドローズの落ち花集め、バラ園スタッフもゴミバサミで一弁なりとも逃さず集花、さすがですね。
でもね、綺麗にすることが第一義ではないのを忘れてはいけない、箒で掃き清めたような場面で感心されてもな~と思ってしまう。
あっ、誤解しないでくださいね、きれいに磨くのも重要な仕事です、それ以前のバラ本体と景色づくり、自分の責任です。

 

朝方から、中央部の花壇で伸びてきたつるバラのシュートやらを誘引していましたが、来場者に「今年のバラはどうですか?」と尋ねられ、「うーん、今年は散々です。行きつ戻りつですね。」と。
満開のオールドローズやルゴサをお薦めしましたが、シュラブもほどほどになってきたものの、問題はメインのブッシュ、咲かせないで蕾を落としたいのが本音ですから。

 

その点、オールドローズやルゴサは年々充実度を増しています。
当たり前ですよね。
まだまだ景色になっていないけど、「オールドローズの小径」とルゴサコレクションは、やって正解でした。
これがなければ今頃工藤はどこかにくも隠れしているでしょうね、きっと。

 

昨日の主役、

 

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ハイブリッドルゴサのPolareis。
イコロにもありですが、全然イメージが違う。
あまりの花付きとボリュームに圧倒されました。
所変われば、ですね。

 

時間の経過と共に気温が上がり、やっぱり来ました照り返し。

 

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うーん、この御影の照り返しは本当にキツい。
テカりもの、街なかの歩道よりキツい。
どうにかしたい、何よりもどうにかしたいといつも思います。

 

体もキツく、お客様からの問い掛けも…で、日陰の旧緑のセンターへ逃げる。
藤川画伯のイラスト展開催中。

 

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どれどれ作品を見ようとして、窓の額縁景色に見とれました。
いつも表からしか見ていない景色ですが、裏から見ると全く別のよう。
カリフォルニカやら何やらが咲いて、中々ゾクゾク感を感じました。
必要とされるのはこんなゾクゾク感でしょうね。
時間かかるでしょうが、次のステップです。

 

あっ、藤川さんの作品見なかった!
次回行った時に見せてもらいます、すみません!

2017

6.24


日記

ハマナシ採種#1

札幌初め、あちこちバラの花が目に付き、いちばん華やかな時期を迎えています。

 

そんな中、自分の今年の目標のひとつ「ハマナシ採種」の一発目を実行しました。
先ずは開花期に合わせての現地調査、その後秋に採種実行の予定。
以前見て歩いて目星を付けていた所など、今年は取りあえず5区域11町村に狙いを定めています。
全道的に減少している状況で、できれば各地域の特異性を醸し出している個体を見つけたい、それを育成して、いわみざわ公園バラ園の「ハマナスの丘」のコレクションを補填するのが目的です。

 

第一弾は、花が早い道南から、上ノ国と鹿部に行ってきました。
やはりどちらも激減しており、古い地図にマーキングしている場所を走っても見当たらず、かなり自生場所が狭まっていることを実感しました。

 

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上が上ノ国の洲根子岬、下が鹿部の黒羽尻崎の岩山にへばりつくハマナシ。
これらは明らかに狭められて残った株です。
何か胸が締め付けられ、愛おしささえ感じました。

 

道路沿いや施設の外構などでも見られますが、現地での移植株もあるでしょうが、移入株である可能性も大いにあり、それらを本来のそこでの自生株と見なす訳にはいきません。
白花ばっかり並んでいるいる場面もあり、あり得ません。

 

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鹿部の海沿いのあるお宅。
しっかり手を入れ、ハマナシと宿根草類をうまく絡めてボーダーを作っています。
でも、白花初めハマナシは園芸品種と見ました。
残念ながら、かつては防波堤の向こうに見えるテトラポットの浜辺にあったハマナシは入っていないと思う。

 

選択は順当だと思います、かつてはハマナシが多くあった浜ですからね。
土現などが修景のために道路沿いに植えるのも同じでしょう。
でも、植えて10年もすればいかにも自生もの然としてしまうのが危険と思います。
遺伝子的には自生種とは全然違う訳ですから。
誰も根深い浜から掘って移植するより、入手できる株を植えますよね。
この辺のこと語れば長くなってしまいますが、そんなこともあり、今のうちに本来の自生種を見極め、残そうとの思惑なのです。
来週は昔よく通った長万部と豊浦、寿都を予定しています。
今回以上に少なくなっていると想像していますが…

 

一転、今日は大通公園でのバラフェスタ。
ツアーやら相談コーナー対応ですが、イコロからお薦めのバラやら宿根草も持参します。
自分から持ち込むことは珍しいのですが、昨日イコロでじっくりバラを選びました。
今日明日限定でボランティアの方々の手で販売されます。
バラ園のバラも満開なようで、バッチリ合いました。
問題は天気ですが、今日は辛うじて雨はないようですね。
大通12丁目でお会いしましょう!