イコロの森

工藤敏博の植物日記

カテゴリー: 日記の記事一覧

2018

11.11


日記

助っ人

まだまだ囲いが続いています。

 

一昨日、昨日はいわみざわ公園で枝の結束。
旭川からAnnaさんと、イコロからWさんを助っ人に頼み、予定通り全ての結束は終了。
相変わらずパワフルでキメの良いAnnaさん、無駄がなく要所を押さえるWさん。ただ作業の補助だけでなく、彼女たちの動きを公園スタッフに体感してもらいたかった意味合いもあります。
新たな管理体制になっての初年度、この辺の動きがベースになることが重要だと思っています。
若手の職員も必死に頑張っていました。
良い機会になったと思います。

 

わかりませんが、どこも昔ほどのキメの良い公園職員、造園屋が見られなくなったような気がしています。
一日一人仕事だな〜と思う現場も、複数人で2、3日なんてことは良く見られることですから。
だれもそれを指摘しないし、ある意味営業的にはそうすることが必要なのかもしれない。はたまた本当に能力不足か。
でも、それが習慣になってしまうともう戻せない。急場に対応できない。

 

たかだか冬囲いなんですが、全ての動きに通じると思う。
体はキツいが気分は爽快。
そんな現場は楽しいものです。

2018

11.5


日記

冬囲い佳境

昨日も良い日和でしたね。
冬前のこの時期、つかの間でしょうが、今年は良い日が多いと思います。
台風や地震の帳尻合わせでしょうか。
そんなもんですよね。陰と陽、表と裏、人生辻褄は合うもんです。

 

昨日は定山渓の山奥でバラの冬囲い。
絶好の囲い日和でした。
雪が多いので全て鋼管竹。太さ2cmのイボ竹、竹の2倍の力を使います。

 

今週からいわみざわ公園も佳境。
2年連続で冬囲い後に歯医者通い。
そろそろマウスピースかな。
力業が続きます。

2018

10.30


日記

ラスカル

昨日は一人で月形の雪の聖母園の畑でバラの葉毟り+結束。
先日から合間合間に行ってやっていましたが、何とか今日の掘り取りに間に合いました。

 

四方を林で囲まれた畑に一人、何だか笹薮の中からずーっと誰かに見られていているような気がしてました。
誰かって?ラスカル、アライグマです。
夜行性なのでそんなわけないんですが、数株いたずらされてましたからね。
鹿ならマルチングに蹄の足跡が付くし、この辺キタキツネはいない。やっぱりラスカルだと思う。糞もあったし。
年に何匹も捕獲されています。
赤花狙いで20cmほどの花茎切って、ポイッとそばに投げ散らし。
黙ってられない本能、完全に遊んでるんでしょうね。

 

昨日は典型的な秋らしい日でした。
朝方は土砂降り、午前中は時々陽が差しポカポカ、昼から突風、一時竜巻の中に入ったような状態に。
秋ですね。めまぐるしい。
ラスカル、昼間はどこかで温々と昼寝しているんだろうな。

2018

10.26


日記

冬囲い講習行脚

昨日も良い秋晴れ。
でも明日から雨続きのようで、今日が狙い目かもしれませんね。
何の狙い目?冬前の諸々、いろいろありますよね。

 

10月ももう少しで終わりますが、今月はあちこちでの冬囲い講習が何と10回。
今日からとどめの3連発、3日に1回どこかでやってた計算になります。
やはり、北国では冬囲いは一大イベントですね。

 

いつもそうですが、男結びは「どこかで覚えてね」と放っとき。
それをやり始めるとそれで終わってしまいますから。
それよりも「囲い前に枝を切る、切らない」がいちばん多く語っているかもしれません。
場所が変われば、モノが変われば、年数が変わればそれぞれ違う。
どこでも切り詰め一辺倒の株が目立つ。
確かに雪中に入れるための切り詰めが必要な場合は多いものの、生かせるものならなるべく残したい。
腰高あるいは目線で見るほどのバラこそ目指したい。切らなくてもいいバラもいっぱいあります。

 

昨日のいわみざわ公園、縦通りと整形式の花壇の一部の土壌改良の工事が始まっていました。
リニューアル以来初めての本格的な土改になります。
マルチングなどの表面処理で腐植化した10cmほどの表層と、腐植が分解した下層がはっきり分かれているのが見て取れます。
工事箇所以外も待った無しの状態なので、先日簡易な方法で終了しました。

 

どこまでやり切れるか微妙な時期ですが、やれるだけのことはやりたい。
本当はいろいろ語っている場合ではないんですけどね。
雪までの最後のあがき、ですね。

2018

10.23


日記

今年最初の冬囲い

昨日も穏やかな秋晴れでしたね。
札幌から230号線を通って真狩の空の庭へ。
紅葉、今は定山渓がピークをやや過ぎ八剣山辺りがピークでしょうか。
紅葉はやっぱり陽の光だな〜と感じる。
役得、役得。

 

ベタな写真ですがその八剣山、八剣山トンネル付近からの画。
数日前に登山中の70代の高齢女性が滑落事故で死亡とのこと。
頂上、切り立っていますからね。
一人で登山していたみたいですが、ちょっと無謀だな。

 

空の庭、冬囲いも終盤、最後のバラの囲いのヘルプに。
どこよりも早い。
場所がら、やはりそうなりますね。

 

母屋の前の円錐イチイ、丸太を組んで、今年は黒の防風ネットで囲われていました。
去年は確か青のネットでしたが、今年は黒ものを入手したとのこと。
外壁と同色でいいですね。

 

同じネットで屋外に積んでいる薪も囲われていました。
この辺の気づかいは当然と思います。
何でもいいって訳ではない。半年見ることになる景色ですからね。
建築用の擁護ネットとのことですが、サイズもいろいろあり、ハトメ付き。
メッシュの具合もほどほどで、これは使えます。

 

それにしても毎年の一大行事。
根雪の積雪深の読みは2mとのこと、札幌の2倍ほどでしょうか。
そう考えるとやはり強固にしなければなりませんが、樹木類もかなり大きくなったので、モノによってはそろそろ簡便化を図れるとは思います。

 

朝方付近を走り回りましたが、どこもほぼ囲いは終了。どこも丸太組みでした。
さすが豪雪地帯ですね。
皆さんご苦労様でした。