イコロの森

工藤敏博の植物日記

カテゴリー: 日記の記事一覧

2022

9.5


日記

今時期のシカ

イコロに行くのはいつもまだ暗いうちですが、そうなればまだシカの活動時間。
行きの道中の林道ではほぼ毎回見かけます。昨日も然り。
過去にぶつかって車を潰しているので要注意、ですね。

 

ただ最近はこれまでとは異なり、すぐに逃げないでじっとしていることが多いような。
そろそろ繁殖期、気が立っているんでしょうかね。臆病感が薄れてる。
時々今まで見なかった雄も見るし、キューンの鳴き声も聴かれるようになりました。

 

昨日も、エンジン音を立てて芝刈り機を移動しているのを、樹林の中から数頭の群れが逃げもせずじーっと見ている。
さすがにバンビはもう見られないが、少し大きくなった子ジカ(右側)も親に倣ってじっと動かない。
こっちを見てる暇あればせっせっと食べてればいいのにと思いますが、彼らのテリトリー、「お前が気になるんだよ〜」、ですよね。
その通り。すみません。

 

後2、3ヶ月もすると緑がなくなり、寒くなりますよね。
戦前すぐそばの美々にあった鹿肉缶詰工場が、大雪と寒波でシカが大量に餓死して閉鎖したのは有名な話ですが、まだ大きく育っていない子ジカが無事に冬を越えるのは大変。
今のうちにいっぱい食べて大きくなってほしいものです。
あっ、もちろんガーデン以外で。

 

秋の早朝は賑やかです。

2022

8.31


日記

新ハウス

今日はどこも雨模様のよう。
今年は合間の晴れ日が貴重な年になっていますね。

 

昨日はナーサリーのレンガ目地とバックヤードの刈払い。
ふと周りの樹林を見上げればタラノキの残り花が目に入りました。
これを見れば、いつも夏の終わりを感じてしまいます。

 

ほぼ完成したハウス3棟。
手前の白いシートのハウスは資材庫で長さ30m、奥が透明フィルムの長さ48mの栽培ハウス2棟。
ほぼ前にあったダッチハウスの敷地に建ちましたが、今度は当然連棟ではなく、ハウスの間は6mの間隔。
これだけ間隔があれば、どんなに雪が降っても排雪が容易です。

 

いずれも間口7.2m、棟高4.4m。
肩高が高く、補強パイプの筋交が入った耐雪仕様のパイプハウス。
積雪地の生産場面ではごく普通の仕様でしょうが、やはり普通が安心です。
これまでの、屋根に積もった雪を見上げるだけの不安な状態からやっと解放されます。

 

首が繋がった思いです。
これがなければ冬は失業しますからね(笑)。

2022

8.23


日記

秋宣言

 

少し暑かったもの一昨日札幌で今期初めての秋を感じましたが、昨日イコロの朝はさらに秋っぽかった。
光と影が秋でした。
芝刈りしながら十分堪能できました。

 

気温以外でもう一つ秋を感じるのは、やはり空の高さでしょうかね。
それも昨日は確実に感じることができました。

 

先日傷んだ芝生に播種した所も、ちょこちょこ出てきました。
例年9月に入らなければ、暑過ぎて播種はなかなかできませんが、今年は雨が十分なので好都合。
そろそろ他の箇所もやれそう。

 

でも、日の出もどんどん遅くなっています。
今は4時半過ぎなければ明るくならない。
そして気温も昨日の朝は13℃、久しぶりに上着を着ました。

 

今日もそうですが、来期のバラの計画、発注が今が佳境です。
国内は大雨、海外は高温と旱魃でかなり生産状況が厳しいよう。
このところ毎年そんな状況で、普通の年が無いような。
異常が普通と思ってかからなければいけなくなっています。

 

穏やかな秋の日和は貴重です。
十分に楽しみたいものです。

2022

8.13


日記

生き物の本能

お盆ですね。
自分も昨日は墓参り。
大きく育ったドウダンツツジの刈込みやら除草やら。
やってることはいつもと全く変わらない(笑)。
でもやはり気分はさっぱりするものです。

 

一昨日のイコロでのモミジガサ(Parasenecio delphiniifolius)。
少し蒸し暑かったですが、樹林の中で白花が目を引いていました。
立ち姿がいいものです。

 

あちこち個体が見られますが、群落状になっているのは数年前に混み入った樹木を間引いた所だけ。
適度に光が入り込み、モミジガサにとってはいい環境になったんでしょうね。
こんな群落はなかなか人の手では作れない。
暑い時期には救われる思いがします。

 

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いつも買い物に行くマルヤマクラス周辺、山の方の各病院への送迎バスの発着場所になっており、昨日もそうだが、それを待つ人の長い列ができます。
見ているとほぼ皆んなスマホを見ている。ほぼ例外無しで。
今はどこでも当然かもしれませんが、どうにも自分には異様な光景に見えてしまいます。

 

自分は外に出れば、いつも「今日の雲は動きが早いな」、「あんな建物あったんだ」、「あの街路樹弱ってるな」、「あのおじいちゃん大丈夫かな」やらやら、季節や時の変わり、人物観察などに忙しい。
とても小さな画面の世界に入る暇は無く、もったいないなと思ってしまうのです。

 

逆らいようのない流れでしょうが、リアルにものを見て感じることは、生き物としての本能的なものと思うのですが。。。
お盆の戯言でした。

2022

8.8


日記

毎日賑やか

昨日は立秋だったんですね。
だからという訳でもないでしょうが、暑くなく風も涼しく気持ちのよい日でしたね。

 

ハマナシのヒップにだけ秋を感じます。
いつも真っ先に色づき、何とも大実のHansa。

 

昨日は久しぶりにほぼ終日自宅の庭で這いつくばっておりました。
盆参りに明後日お坊さんが来るので、家の中外の片付け、手入れ。いいチャンスです。
昨日は半ば放置していた芝生の除草がメイン。
当然あちこち穴だらけになりましたが、スッキリ。気持ちもスッキリ。
全く絵に描いたような「紺屋の白袴」です(笑)。

 

数年前の東隣に続き、今年は西隣に4階建てのマンションが建ちます。
中央の仮設トイレが何ですが、毎日重機が入って賑やか。
いよいよ囲まれます。

 

先日、隣地にはみ出していた枝をスパッと切り去りましたが、ますます緑の壁面状態になってきました。
日照時間がやたら短くなるので、バラは厳しくなるでしょうね。芝生もキツい。
日陰ものに変更でしょうか。
まあ脚立に上れるうちは緑の壁面を維持しようかと。。。

あと何年?