イコロの森

工藤敏博の植物日記

2022.9.5日記

今時期のシカ


イコロに行くのはいつもまだ暗いうちですが、そうなればまだシカの活動時間。
行きの道中の林道ではほぼ毎回見かけます。昨日も然り。
過去にぶつかって車を潰しているので要注意、ですね。

 

ただ最近はこれまでとは異なり、すぐに逃げないでじっとしていることが多いような。
そろそろ繁殖期、気が立っているんでしょうかね。臆病感が薄れてる。
時々今まで見なかった雄も見るし、キューンの鳴き声も聴かれるようになりました。

 

昨日も、エンジン音を立てて芝刈り機を移動しているのを、樹林の中から数頭の群れが逃げもせずじーっと見ている。
さすがにバンビはもう見られないが、少し大きくなった子ジカ(右側)も親に倣ってじっと動かない。
こっちを見てる暇あればせっせっと食べてればいいのにと思いますが、彼らのテリトリー、「お前が気になるんだよ〜」、ですよね。
その通り。すみません。

 

後2、3ヶ月もすると緑がなくなり、寒くなりますよね。
戦前すぐそばの美々にあった鹿肉缶詰工場が、大雪と寒波でシカが大量に餓死して閉鎖したのは有名な話ですが、まだ大きく育っていない子ジカが無事に冬を越えるのは大変。
今のうちにいっぱい食べて大きくなってほしいものです。
あっ、もちろんガーデン以外で。

 

秋の早朝は賑やかです。