イコロの森

工藤敏博の植物日記

2020

8.5


日記

お盆はすっきり

昨夜も一時結構な雨音。この所、夜だけ降って日中は曇天、作業するには好都合ですね。
雨も欲しかったですし。

 

世の中そろそろお盆バージョン、街なかの人出にそれらしさを感じます。
自分も半分夏休み状態でしょうか。
最低限のやるべきことだけで、それ以外は日頃できないことを進めています。

 

昨日はいわみざわ公園で毎年恒例、真夏のこの時期の生育調査。
バラにとっていちばんキツい時期だからこそ、各品種のとくに耐病性の比較ができます。
一番花の時は花に目を奪われ、どれもピカピカしてますからね。

 

その後大通公園をざっくり見て来ました。

 

右手前のBetty Boopはほぼ二番花が終わった状態、正面のHoney Perfumeは二番花が満開、Betty Boopの隣りのHot Cocoa(Hot Chocolate)は咲き始め。
遅咲きものもだいぶ追いついて来て、この一週間は夏花の見頃かと。

 

キツい時期ですが、しっかり管理されてました。
手数多く入っていることがわかります。
グッジョブ!
最後の秋花までロングランですが、頑張ってほしいものです。

 

お盆って、やはりターニングポイントと思います。
バラの場合は、シュートの見極めやらポイントになる作業はありますが、何より景色的にここですっきりしておけば、後は秋まで引っ張れます。

 

自宅に戻って、合間にやってる除草の続き。
いちばんの難所、砂利敷きの厄介なカタバミなどを徹底的に抜き去ってすっきり。
先日はお盆に先駆け、お墓の刈込みやら除草やらも済ませました。
合間にやってることも普段とあまり変わらないですね(笑)。

 

除草、広い場所は柄の長い草刈りホーなども使いますが、自分の基本はねじり鎌。
芝生の中の除草も含め、這いつくばりでの除草は全てねじり鎌。

 

昔から使っている4本。
そのうち2本を持ち歩き、一日作業では途中で替えます。
刃が甘くなりますからね。

 

柄の長さや太さが微妙に違うので場面に合わせて使い分けますが、いちばん馴染んでいるのは刃が小さくなった手前のもの。
サンダーでだいぶ刃が小さくなり、角度も少し変えてます。
微妙な違いですが、自分にとっては宝ものです。

 

もう少しあちこち除草を進めます。
そしてすっきりしてお盆を迎えます。
あっ、床屋も行きたい。

2020

7.27


日記

花切り三昧

昨日もイコロでバラの花切り。
この所天気と花の進みを睨みながら、後手にならないように作業に入っています。
放っておくと叱られますからね(笑)。

 

暑くなる前、ムシたちが動く前、早朝狙い。
昨日も夜明けから朝飯抜きで先ずは全体を薄く広く。
その後山ほど出る箇所を集中的に。
今のルーティンになっています。

 

昨日後半集中的にやったAlba Meidilandの花がら。
10株ほどですがカートいっぱいになりました。
すごい生産量ですね。

 

切る前の状態。
奥側の白山、手前はまだ保っているThe Fairy。

 

花切り後の画。
昨日一緒にやったMさん。
ありがとうございました。
一人なら十分1日かかってしまうので助かりました。

 

バラの花切り、もちろん一季咲きやハマナシなどは放っときですが、繰り返し咲きはやはり次の花を上げるためにはやった方がいい。
でも、理想はそのまま。
そんな品種もありますよね。

 

バラもやはり緑のかたまりが景色の中では不可欠。
満開の花で覆われるのは一番花の時だけですからね。
後は最後までぽつぽつと花を付ける、それが低木として他には無い訳ですが、あくまで基調になるのは緑のかたまりです。とくに庭の中では。

 

次に花が上がるような強い枝はしっかり切り戻しますが、それが見込めない弱い枝は、見苦しければ花がらは摘むが、そのままでもいい。
できるだけ緑は多く付けておきたいものです。
花を咲かせるためにはいっぱい光合成が必要になり、越冬にも有利になります。

 

バラ好きの方はどうしてもその株に集中して、あれこれいじくりがちになる。
皆さん真面目ですからね。
でも、引いて見て、その株が庭の中でどうすれば活きるのかを先ずはイメージするべきかと。

 

一昨日の岩見沢の講習でも話しましたが(マスクでやはり苦しく、頭の中冴えず失礼しました)、自分は花を切る株に対峙して、先ずはそんなことを考え、絶対その場面を今より良くするとの思いを持って鋏を入れていきます。
気合いですね(笑)。

 

この次の集中ものは遅咲きのThe Fairyでしょうか。
気合い入れて切りますよ。

2020

7.21


日記

遅咲きのつるバラ

昨日はイコロも暑い日でした。
札幌はもっとかなと思って戻りましたが、あまり変わらない感じでした。

イコロでバラの花切り、戻っても自宅で花切り。
今はどこもそうでしょうね。皆さまご苦労様です。

 

イコロの定番の場面。
満開少し過ぎですが、今年は花保ちいいですね。
今年はどこもそんな感じを受けます。
雨少なく暑い、ったって知れてますからね。

 

昨日そろそろ満開だったCrimson Shower。
イコロのつるバラはテリハノイバラ系(Hybrid Wichuraiana)が多いので、他より開花は遅い。
Dorothy Perkinsはまだ咲き始めです。

 

Crimson Shower、昨日の陽の光の中でキラキラ光って見えました。
白の裏弁が絶妙だなと思って見てました。

 

先日札幌の南区で見たキングローズ。
あるお宅で花切りしましたが、その町内だけに3株ありました。
きっと挿し木で分けてもらったんでしょうね。
「いいですね、こんど挿し木でもして分けてね」って。挿し木で簡単に殖やせますからね。
そういう場面結構ありますよね。

 

正体不明のバラですが、昔はかなり出回りました。
鉢植えの開花株がいくらでも売れた時期ありましたっけ。
どうにもお祭りものとのイメージがいまだにあります。お祭りの屋台の定番との。

 

トゲなく抜群の安定感、使いやすい品種と思います。
また殖やそうかな。
ピエールばっかりよりは断然いい。
あっ、すみません!

 

2020

7.15


日記

脚立の上で

うん、昨日は偶然にもいわみざわ公園でKimさんと遭遇。
他の現場で会うと変な感じですね。
うん、メルヘン場面でつるバラのシュートを誘引しておりました。

 

奥のBlush Ramblerも右のKew Ramblerも満開。

 

Kew Rambler、蕊がアクセントでやっぱりいい花ですね。
メルヘンの場面にも似合う。
何故かいつも金平糖を思い出してしまう。

 

やっと株ができてきて、毎年枝を冬越しさせるのに苦労してきましたが、ベーサルもサイドもばんばんシュートが伸びて、こうなれば先につながる。
昨日も弱いシュートは間引き、強いものだけもっと伸びるように開花枝にもぐらせながら直上に誘引してもらいました。
プラス、得意の支柱付け足しでもっと上へ上へ。
シュートの先を止める8月下旬まで、できるだけ伸ばしたい。

 

うん、昨日自分も脚立の上で通りがかる人の会話でハマナシの話が耳に入ってきました。
「ハマナスも確か棘あるよね。確かバラと同じバラ科だからだよね、きっと」と。
「もちろんバラ科だけど、バラ属(ロサ属)、バラそのものなんですけど〜」と頭の中で答えておきました。

 

日頃人の中で作業しないので、こんな場面で脚立に上がっていると、人生相談に乗りたいような話もありで面白い。
ある老夫婦の会話。
「もう7月も中旬、7月が過ぎれば秋、涼しくなる。今でバラも見納めだな〜」とお爺ちゃん。
「そうですね、咲いているうちに見られて良かったですね」とお婆ちゃん。
「あのーこれから夏だと思うんですけど…今は一番花でこれから秋まで咲くんですけど…」と頭の中で語りかけた自分でした。

2020

7.10


日記

イコロのバラ

早朝のイコロ、昨日もあちこちエンジン音響かせていました。
刈払機での通路の草叩き。プラス、ブロワーで草飛ばし。
人がいない早朝に限りますね。気兼ねせず思いっきりできますから。

 

今は4時頃から明るくなりますが、昨日は濃密な霧でした。
この時期はいつもそう、釧路並みです。

 

レストラン前のスモークツリー。
霧の水滴が何ともため息ものでした。
写真巧みな方ならきっといい素材になるんでしょうね。
自分ははなから諦めていますが。

 

イコロハウス前のエゴノキ。
ほぼ終わっていますが、残り花にクモの糸、それに水滴。
これもいい素材でしょうね。

 

7時頃には霧が晴れて一変します。
早朝の2、3時間だけのスペシャルアワーですね。
昨日も知り合いの方に早朝ツアー今年はしないの?と問われましたが、いいかもですね。
4時か5時開園のスペシャルデー、自分付き合いますよ。
入園時のもぎり役に徹して案内は無し、この時間に言葉は不要ですから。

要検討。

 

ホワイトガーデンのパーゴラ。
Seagullはまだ頑張ってます。
やっと株ができ、早咲きのPolstjärnanの後がまにはハマってますね。
その対面が空いているので、さらに遅咲きのものが入ればもっと楽しめる。
White Dorothy Perkinsあたりでしょうかね。

 

そしてローズガーデン。
うん、昨日のKimさんのプログとダブりますが、Schneekoppeは今が盛り、Maria Lisaももう少し。
ハマナシ系=ハイブリッドルゴサ系のSchneekoppeと、ノイバラ系=ハイブリッドムルティフロラ系のMaria Lisaの絡み、この場面はある意味イコロのローズガーデンの象徴と思っています。

 

こんな場面で埋めたいと、今年もいくつか補植しました。
雪少なく厳しい冬、地力の乏しい火山灰性の土壌の環境下、しかも無農薬、堆肥投入だけの無肥料にも耐え得る、そんな環境だから締まった本来の自然樹形が維持できる、そう思っています。

 

地元紙にバラが咲いたと出たようで、昨日もたくさんの人がいらっしゃいました。
「バラが咲いていない」とのお叱りもあったよう。
うーん、確かに皆さんイメージする華やかなバラはないでしょうね。
でも、ハマナシもノイバラもバラです。バラ属の重要な原種。これらがなければ今のモダンローズは成立しない。根源的なものです。
それがイコロの環境に合うし、景色にも似合う。

 

今日はいわみざわ公園に出向きます。
派手やかなバラが咲いているんでしょうね。
頭切り替えます。