イコロの森

工藤敏博の植物日記

2023

8.31


日記

バラ挿木#1

いやはやまだまだ暑いですね。
今の札幌は31℃。
昨日は少し楽になったのでもうそろそろかと思ったのですが、もう少し先のようですね。

 

皆さまお元気でしょうか?
こちら生きながらえてはいますが、ただでさえ暑苦しい工藤なので静かにしておりました(笑)。

 

昨日そろそろ猛暑も終わりと、待ってましたと今年のバラの挿木日としました。

 

前日にはぼろバラ園と札幌で採穂。
すぐに穂木仕様に枝を切って水揚げ、さらに挿木直前に切り出しナイフで切り返し、魔法の水(ウィローウォーター)に浸け、そして挿す。いつものパターンです。

 

イコロの樹林の中、寒冷紗で囲った(鹿避け)中が置き場所。直射日光は当たりません。
昨日のイコロは雨模様、合羽着て挿しましたが、自生のシダが威張っているようにいい空中湿度かと。

 

どれだけ活着するか今後の推移によりますが、昨年7月中旬〜8月末まで何回かやってみて、暑さが去った最終の8/27がいちばん成績が良かったので、今年は気温を見ながら昨日を1回目としました。
今回は少し難易度が高い品種が多いので、9月入ってから、もう少し着きやすいのを狙って2回目を挿します。

 

流通品種が新しいもの主体に限定され、輸入ものはヨーロッパの猛暑で生産量も厳しいこともあり、自根苗の有利性が発揮される北国、少しでも自家生産苗の比率を上げたいと思っております。

 

これから2、3週間くらいが活着の山場。芝生も例のフェアリーリングが今が最高潮。
早く例年通りの気温に戻ってほしいものです。
少し涼しくなったら芝生の回復に努めます!

2023

7.31


日記

『妖精の輪』

蒸し暑い日が続いておりますが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか?

 

自分は30℃越えが連発してから完全に朝方作業に切り替えております。暑くなる前にやっちまえ、です(いつもと変わらないか?)。
でも前は3時前から明るくなったのが今は4時半少し前くらいから、日増しに日の出時間が遅くなっています。

 

今朝はさらに雨模様。
湿度80%以上ありそうな中で相変わらず芝生を刈っておりました。#19。

 

はっきり出てました。フェアリーリング。
5日前の前回にはほぼ見られなかったのですが、この5日間でレストランガーデンを中心に10数ヵ所発生。
極小のキノコが各所に発生していたので、やばいかな〜と思って見てましたが案の定。

 

キノコ類などの菌類による芝生の病気、文字通りリング状、環状に芝生が枯れます。
ベント主体の近くのゴルフ場などでは顕著に発生します。
うちはブルーグラス、しかもそれほど低刈りしないので何とかいけるかと思っていましたが、この高温続き、しかも高湿度では避けられなかったようです。

 

専用の殺菌剤も各種あるようですが、どれも高額、何より広範囲の菌類が対象となるので危険性も大きく、殺菌剤は使いたくない。
取りあえず得意のワンパターンだが木酢+キトサンかな〜。
いずれにせよ涼しくなれば目立たなくなるとは思うので、今だけ少し目をつぶっていただければと。

 

何やら妖精の踊った跡や妖精の世界への入口など、様々な伝承があるようですが、芝生の中で踊るのはやめてほしいものです。

2023

7.13


日記

1cmアップ

今朝は芝刈り#15でした。
またまた芝生かよ〜ですが、バラを含め他の植物はある意味今は結果を見ているだけなので、どうしても担当者としては現在進行形の芝生に精を出すことになります。しかも今が芝生の旬ですからね。

 

連日の雨模様、今日も濡れた刈草を運ぶの厄介だな〜と覚悟して臨みましたが、朝から日も差しラッキーでした。
イコロも日によってはそろそろ暑い日も多くなり、今日から刈高を上げました。夏バージョンですね。
39mmから51mmへ。半端な数字ですが、使ってるモアの設定刈高なので厳密に言えばこの数字。要は今までより一段階上げ、4cmから5cmへ1cmアップ。
イコロではこれがいちばん高い設定で、もう下げませんがいちばん低い時は25mmでした。

 

5cm高、これがいちばんふかふか感ありになります。
本当はこれで通したいところですが、少しでも間を空けると伸び過ぎて危険なので通常は4cm。
でも刈高を上げると雑草が目立って来ます。
今いちばんやりたい事?うん、迷わず芝生の除草です。
また芝生かよ〜ですが(笑)。

 

世の中だいぶ終わってきたバラですが、今年の自分のお気に入りの一つ、ランブラーのFontaine Des Loups。
今朝見たらほぼ終わっていましたが数日前の画。
マットな葉と蝋質感ある花が好み。
7、8年前に植えたものが今年やっと本格的に開花。イコロは時間がかかる。
これデータ上何とZ2なんですよね。誰がどう検証したんでしょうね。
来年からはローズガーデンのパーゴラの主役のひとつになりそう。楽しみ。

 

今朝久しぶりに見たオオミズアオ。
相変わらず目を奪われます。
以前は山ほどイコロで見られましたが、近年はあまり見なかったような。
蛾の世界もいろいろあるんでしょうね。

2023

7.6


日記

はぼろバラ園満開

何だか蒸しますね。
本場本州の方には言えませんけど。

 

今日は在札で雑用しておりましたが、昨日は久しぶりに羽幌日帰り。
満開でした。

 

完全無農薬2年目、面積当たりの花数はどこよりも多いでしょうね。品種が違うから当たり前か?

しかも株も健全、担当者はもとより、役場職員、ボランティアの方々の努力の賜物です。
グッジョブ!!

 

かなり異様だったこれまでの刈込み風剪定からようやく脱却したかと。
とくにオールドローズやルゴサの場面は激変しました。
そうでなくっちゃ!

 

暴れるHTのGräfin Dianaもいい感じのかたまりになってました。

 

いろんな要因があるんでしょうが、取りあえずスタート地点にリセットできたかと。
今後は改めてまだまだ矛盾する各植え場所の見直し、修正などを図ることになりますが、それと同時により積極的な情報発信、利用者目線での収益事業などを期待したいと思います。
「最北のバラ園」のフレーズは何ものにも代え難い財産ですからね。

 

行きも帰りもほぼノンストップの日帰り。
もうちょっと走ってサロベツのハマナシ見て来たかったのですが、いつも通り次の動きを考えて断念。
戻ってからやっぱり行けばよかったな〜と思うのもいつもと同じ(笑)。

2023

6.19


日記

バラ日和

札幌の中心部は遅咲きもの以外は、ほぼバラ満開。
早咲はそろそろ順次花切りが始まっています。

 

昨日、一昨日と恒例の大通公園バラフェスタ。

天気も崩れず花もちょうどよかった。
ボランティアの皆さんの日頃の行いのせいでしょうね(笑)。

 

自分はバラ園ガイド(1日2回)とバラの相談を請け負いました。
ガイドは定員20名のところ各回とも3、40名にもなり、そうなれば張り切りざるを得ません。
相談会もいつもより多くの方々に来ていただきました。いろんなバラの楽しみがあるものだと改めて感じことができ、知らない世界を垣間見たようで面白かったです(笑)。
参加いただいた皆様、ありがとうございました。

 

例年通り、このイベントに向けてボランティアの方々がしっかり仕上げてくれていました。
当日も早朝から落ちた花びらをひたすら拾ったり、販売のお手伝いなど、本当に大活躍。
この場を借りて感謝感激雨あられ。
ありがとうございました!

 

一転、今日は早朝から静かなイコロで芝刈り#10。

 

前回から5日目ですが、5日で3cmほどでしょうか。

暑くなる前の今がいちばん伸びる時期でしょうね。
今まででいちばん刈草が出ました。カート山盛り3杯。腰にきます。
今はとても一週間は空けられません。

 

今度は週末のLOOPIS直前の予定。
あちこち草刈りもしたいし…頑張ります!