イコロの森

工藤敏博の植物日記

2019

6.30


日記

久しぶりの古巣

昨日は百合が原公園での講習。
久しぶりの古巣、確認したいことがあったので、少し早めに行ってあちこち見ました。

時間が限られていたので北側半分、ユリ園と世界の庭園はまた今度。

 

いちばんキマっていたのはビーチヘッジ。
2年前に植栽をリニューアルby Jimmyさん。
手前味噌だが、さすがですね。いい感じに育っていました。
やはり餅は餅屋、他の箇所も少しずつでも再構築していければいいですね。
ビーチ(西洋ブナ)の垣根も安定していて安堵しました。
手前の平板敷きは正解でしたが、惜しむらくは芝生のエッジ。キパッと決めればいいかと。

 

こちらはJapanese Beechの垣根。
自分が抜ける少し前に便所隠しと、ビーチヘッジと異なる日本のビーチの垣根はどうなんだろうとのことで植えました。
いろいろ試せた当時が懐かしい。バブリーですね。
惜しむらくはキパッと刈込んでほしい。

 

いつも行く度にのぞくヒースガーデン。
地面を切り盛りしてアンジュレーションを作り土改、苗の増殖から造成した場所なので、いつも気にかかります。
一時はあちこち作られたヒースガーデン、やはり管理できなく消滅してるので頑張ってほしい。
惜しむらくは品種によっては抜けた箇所があるので、補植してほしいものです。

 

「惜しむらく」ばっかりですね。
ごめんなさい。
やはり百合が原は他とは違う思いで見てしまいます。

 

バラ?
かつてはマニアックなバラ好きがいたんだな〜との面影は残っていました。

 

 

2019

6.27


日記

ハマナシへのレクイエム

昨日戻った札幌は暑かったですが、えりも町方面は20℃以下。
とくに襟裳岬は風強く霧の中。
さすが風速10m以上の風の吹く日が年間290日以上、年間の1/3は霧(とくに夏期が多い)と言われるだけのことあります。

 

岬突端への遊歩道沿いのハマナシ。
ここまで這いつくばる株は他にはありません。
強風の成せる業、全く立ち上がらずまるでアルパインプランツのよう。

 

今回は三石から浦河、様似、そして襟裳岬を越えた百人浜までじっくり見てきました。
昔に比べて、この襟裳岬の柵でガードされた這いつくばり以外はかなり個体数は減っています。
小群落というか、辛うじて運良く残っているという状態。

 

どこもそうです。
今に原生花園などとして保護されている所以外は、ほぼ無くなるのではないか?と思います。
護岸工事や海沿いの道路の付け替えでは、真っ先に影響を受けますからね。

 

海から吹き付ける風の音は、そんなハマナシへのレクイエムに聞こえました。

2019

6.25


日記

楽しい遠足

昨日はイコロ、半日でダウン。
腰から足痺れ、足を引きずらなければ歩けない。
一週間前くらいからですが、一昨日、その前と大通公園でガイド+相談員だったので回復すると思ったんですけどね。
まあいつものこと、例年いつもこの時期になると同じ、車椅子のお世話になった昔に比べれば楽なもんです。

 

さてさてイコロのバラの枝切りも一区切りついたので、今日明日と待望のハマナシ花見に出かけます。
そのために昨日は用心したのですね。
いつもよりさらに早く目覚めてこれから出発します。
なんか小学生の遠足前みたい。

 

今年は南北の先っぽ、えりも岬と宗谷岬の各両サイド狙い。
今回は先ずはえりも岬、個体数はそれほど多くなく、さらに昔は減ったものの、その後はどうか?
しぶとく残った株と対面するのが楽しみ。

 

見つかっちゃいましたね。

 

HRgのDavid Thompsonの所のあれ。
二週間ほど前に巣作りがほぼ完成していて、いい感じに枯れ枝がガードしていたのでそこの枝は残しておきました。
一週間前、親のいない早朝に卵を確認。
Schneezwerg系の混み入った枝を対象とするとは、さすがです。
毎年ローズガーデンのどこかに営巣されます。
今年も先を越されました。
それを意識して残している訳ではないんですけど。

 

では遠足に行ってきます!

2019

6.21


日記

今が旬

昨日はいわみざわ公園でした。
札幌に戻ったら本格的な夕立でかなり地面が湿っていて、岩見沢はカラカラ、この時期のこんな雨はゲリラ的ですね。
富良野は大雨警報も出たみたいで、少しは岩見沢に分けてあげたいものです。

 

例年通り、早咲きのバラ園正面のどちらもHRgのHansalandとLinda Campbellが満開。
中央の渦巻き花壇も咲いて来て、来園者もかなり多くなってきました。
この土曜からローズフェスタですが、ちょうどよかったでしょうか。

 

律儀に開花が揃うHansaland、昨日のようなピーカン天気には似合いますね。
抜群の安定感で遠目も効き、導入部には効果的な品種だったと思います。

 

下枝が透くので、正面は矮性の同じ赤色のScarlet Meidilandを植えていますが、横から2列列植の株元を覗くとずーっと向こうまでけもの道のように透いています。
結構覗く人もいて、ずーっと向こうにフェアリーか何かの置き物を置けばいいんじゃないかと一人騒ぎましたが、笑われてスルーされました。
隣りは遊園地、管理しているのはその会社。他では許されないかもしれないが、そのくらいの遊び心があってもいいと思います。
インスタ映えするだろし、真面目な提案だったんですけどね。

 

この所、行く度に奥のオールドローズの小径を先ずは覗きます。
まだまだショボい株も多いですが、今が満開、結構楽しめます。

 

Alba Semi- Plena、要所にアルバを植えましたが、どれもほぼ株が出来て存在感あります。
主人公はアルバと決めていましたが、正解だったと思います。

 

岩見沢では公園以外も、年度を替えて駅舎前など6箇所の植栽を行ってきました。満開だろうと昨日は帰りがけ「中央公園」を覗いてきました。

 

満開でした。
白花、安定感のあるポリアンサ主体の構成で、公園より良い状態でした。
隣りが幼稚園なのでトゲの少ないものにしました。
でも、街なかなんですがあんまり見てくれないんですよね。
自分としては満足万蔵な場面なんですが。

 

バラの街岩見沢、今が旬かもしれません。

2019

6.18


日記

禁じ手

昨日は千歳の個人邸での作業でしたが、風強く寒かった。
札幌に戻るともっと寒く、6月後半の最高気温としては17年ぶりに低かったそう。
何か極端で、弱った体、ついていくのがキツい。

 

札幌では早くもあちこち満開のバラが目に入ります。
そんな中、昨日の帰りに目に入った北区のお宅のノイバラ。

 

少し終わりかけでしたが、5mほどのイチイを覆っています。株張りも8mほど。
全く自由奔放な状態で、満開時はさぞかし見事だったでしょうね。

 

イチイは苦しげで、公園なんかでは生木につるものは禁じ手ですが、ノイバラにとっては最高の足がかり(手がかりか?)でしょうね。
人工的な構造物や枯れ木ではこうはいかない。
葉の付いた生木だからこそ、いい足がかり(手がかりか?しつこいですね)になっているんですね。
まさしく自然樹形です。

 

昔から講習会なんかでよく使っている写真。
ドイツの某庭園のVeilchenblauとKiftsgate。
こちらも生木を完全に覆っている状態で、禁じ手もありかと思ったものです。
ある意味ランブラーのあるべき姿で、人の手での誘引ではこうはならない。

 

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Jimmyさんのブログにあったイコロのドローンの映像。
かっこいいですね。

 

撮影者のIさんは室蘭で建設会社を営まれていて、趣味が高じて産業用ドローン事業部も立ち上げています。
あちこちのガーデンの撮影は趣味の世界のようですが、庭を対象としているだけに視点がすばらしい。
緑の豊かさにため息が出ました。

 

また季節を変えて是非お願いしたいものですが、芝生がイマイチなのが気になりました。
良い状態にもっていくよう頑張ります!