イコロの森

工藤敏博の植物日記

2023.7.31日記

『妖精の輪』


蒸し暑い日が続いておりますが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか?

 

自分は30℃越えが連発してから完全に朝方作業に切り替えております。暑くなる前にやっちまえ、です(いつもと変わらないか?)。
でも前は3時前から明るくなったのが今は4時半少し前くらいから、日増しに日の出時間が遅くなっています。

 

今朝はさらに雨模様。
湿度80%以上ありそうな中で相変わらず芝生を刈っておりました。#19。

 

はっきり出てました。フェアリーリング。
5日前の前回にはほぼ見られなかったのですが、この5日間でレストランガーデンを中心に10数ヵ所発生。
極小のキノコが各所に発生していたので、やばいかな〜と思って見てましたが案の定。

 

キノコ類などの菌類による芝生の病気、文字通りリング状、環状に芝生が枯れます。
ベント主体の近くのゴルフ場などでは顕著に発生します。
うちはブルーグラス、しかもそれほど低刈りしないので何とかいけるかと思っていましたが、この高温続き、しかも高湿度では避けられなかったようです。

 

専用の殺菌剤も各種あるようですが、どれも高額、何より広範囲の菌類が対象となるので危険性も大きく、殺菌剤は使いたくない。
取りあえず得意のワンパターンだが木酢+キトサンかな〜。
いずれにせよ涼しくなれば目立たなくなるとは思うので、今だけ少し目をつぶっていただければと。

 

何やら妖精の踊った跡や妖精の世界への入口など、様々な伝承があるようですが、芝生の中で踊るのはやめてほしいものです。