イコロの森

工藤敏博の植物日記

カテゴリー: 日記の記事一覧

2018

2.25


日記

rugosa播種

昨日は、昨年あちこちから採種したハマナシの播種@いわみざわ公園。
18地域×45粒=810粒ほど。
おそらく発芽率良いので、このくらいで結構な株数になるかと。

 

各地域毎に15cmポットに播種しましたが、ポット中央部は使わないのでチビポットを逆さにして空隙を作りました。
本当は素焼き鉢でやるとより良いのですが、適当なものがなく硬質ポリもので代用。
昔からやってる縁播き、バラ以外も他の花木や宿根草なんかでもやってました。
バットや鉢にばら播きすると、多くは外縁部の方が発芽率高く生育も早く、移植はどうしてもそれらが対象となる、であれば最初から全部縁だけの状態にする、そんな発想です。

 

15℃以上を保つハウス(いわみざわ公園)での作業。
イコロの習慣で厚着で臨みましたが、すぐに暑くて脱ぎ捨てました。当たり前ですよね。
それにしてもいつも震える利き手の左手、ピンセットでタネを掴む時は震えない。
ウイスキーをショットグラスに注ぐ時もそう。
何なんでしょうね?

2018

2.24


日記

モンスター

昨日の札幌は朝方積もった雪はパウダースノー、夕方は一転牡丹雪、気温によって全然違うもんですね。
少し積もったものの依然静かなもので、こんなんで終わってしまうような気もしてきましたが、どうなんでしょう?
やっぱり最後に来ますかね。

 

とは言っても自宅出入口周辺の雪山も少しずつ高くなり、雪かきに難儀するので少し融雪しました。

 

埋設している融雪機、名前をモンスターといいます。すごい名前ですね。
販売している札幌の小さい会社名がそのまま商品名になっていますが、この手のものは「融け丸くん」的なものが多いので納得はします。

 

両親がいた時に設置したものですが、向いの家も、その隣りも使っています。
いいもんだということで広まったんでしょうね。
毎年夏場に一通りのメンテはお願いしているものの、10年以上も使っているのにまず故障なし。その点は優れもの。
ママさんダンプでどんどん突っ込み、またたく間に融かします。
カタログによると最大融雪能力は8m3/h、10分間でママさんダンプ30杯分、燃料消費量は17ℓ/hとあります。
灯油が高いので微妙な数字ですが、大雪で使ったとしても5分程度ですからホームタンクの灯油の減りもそんなには気になりません。

 

でも、何か灯油や電気を使って雪を融かすのって引っかかる…

2018

2.20


日記

バラとオリンピック

昨日は久しぶりのイコロ。
到着した輸入バラのポッティングでした。

 

何故か2割弱が欠品とのこと、開けてびっくり~じゃあるまいし、送る前に言ってほしいもんだが、無いものは無いのだからしかたがない。
今回は原点に戻ってハマナシの園芸品種、ハイブリッドルゴサ(HRg)を主体にオーダーしていたのですが、欠品のほとんどはそのHRg。
それほど売れるものではなく、どちらかというとマイナーものなんですが、売れないから作る数も少なく、わずかな数でもカタログに載せちまったものかとも勘ぐってしまいます。
よくあることです。

 

そんな減数もあり、一日では無理だと思っていたましたが、15時前には終了。
自分入れて総勢5名、相変わらずの見事なチームワーク、ため息ものでした。
キリがつくのは気持よいものです。
グッジョブ!

 

by the way、世の中、やはりオリンピックなんでしょうね。
家内が見たいので横目でちらちら見てますが、正直あまりのめり込めない、諸々考えること多いこともあり、そんな時間あるなら本読みたいのが本音。
とくに冬のオリンピックって公平性に欠くと思う。
基本冬の屋外でやるわけだから当然その時の気候に左右される。
それに、全てが何がしかの道具を使ってやるわけで、基準はあるもののそれぞれ違う。
なんで同じものでやらないんでしょうね。

 

朝からこんなこと、せっかく楽しんでみている方には興ざめですね。
でもね、どうにもオリンピックは裸足のアベベが基本、と思うのです。
おじさんのたわ言です。すみません。

2018

2.15


日記

バラのタネまき

昨日は札幌の自宅で、趣味の園芸、バラの播種1回目をしました。
昔から「種まきは満月、収穫は新月」と言われていますよね。
今年は明日が新月のようなので真逆な行為ではありますが、次の満月3月2日までは待っていられないので実行。
まあこれは、月の引力の影響からのことなので神頼み的なことではありますが、それでご利益があればそれに越したことはない。
「新月伐採」なんかは確かに効果があると言われていますからね。

 

冷蔵庫で低温貯蔵していたタネを播きましたが、まだまだあります。
全部播けば、この数倍はある。
どうしたものか。

 

ポットの底に水苔を詰めたり、播種用土を混ぜたり、この辺の作業はきっと孫は大好きと思います。
いつもお爺ちゃんの仕事は何か面白そうと思っています。
土やら植物をいじっているのは遊んでいるように見えるんでしょうね。
確かに楽しくはあります。

 

今度の2回目の播種は満月前に孫とやろうかな。
孫に来てもらうにはいい口実、楽しいだろうな。

2018

2.11


日記

休眠挿し

少しお久しぶりでした。
昨日のイコロも久しぶり。
ハウスの中でバラの休眠挿しをしていました。

 

冷蔵庫の中で保存していた挿し穂を、切り口を切り出しでくさび形に二刀切り、魔法の水に浸けてから挿し木、電熱マットの上にバットを並べて(黒いコードはそのセンサー)、新聞紙を上にかけ完了。いつもの手順です。
以前は3月にやってましたが、冷蔵庫の中でも芽が膨らんでくるので去年から2月にしています。
その後の置き場所は低温のハウスの中。今ならまだ頭寒足熱を保てます。

 

挿し木もそうだが、趣味の実生もそろそろやりたい。
タネは自宅の冷蔵庫で貯蔵してますが、デスクワークの合間にやろうかと。

こんなことって、数年先のことを見据えてのことですが、毎年やって続いていく(結果は山あり谷ありですが)。
先が見えなくなるととても続かない。

 

このところ他の体制のことで毎日悶々としていました。
先が見えたり、見えなくなったり、まだまだ続いています。
そんな人間にかまわず植物は生きていくわけで、それはそれでどちらも自然の流れに任せればいいのかもしれませんが、人間の都合を植物に被らせるわけにはいかない。
いろんな修正をかけながら、もがきながらも、人も替わりながらも、それが継続していく。
公園時代から植物の場面の継続性、大げさに言うなら永続性、そこに身を置き、それに関ること、それがこの仕事のいちばんの醍醐味と感じていました。
だから今、自分はイコロにいるわけです。

 

もう少し悶々としそう。
シーズンを控え、早くすっきり決着したいものです。