イコロの森

イコログ

カテゴリー: 日記の記事一覧

2018

12.1


日記
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ikor top 5 news of 2018

今日から12月。あと一カ月で今年もおわりですね。

ご挨拶が遅れましたが、イコロの森は11月より冬季休園しております。今シーズンもお楽しみいただき、ありがとうございました!

休園期間に入ってから、イコロでは冬養生作業の日々です。

今年はスタッフの皆さんにも延長して作業に参加していただいて、イコロと道内各地のお客様の庭の両方の冬養生作業を進めていて、ほぼ終盤。イコロの冬養生作業はまだ残っていますが、今年は気温も下がらず、体はすこし楽ですね。

 

そして、閉園後の庭も美しいですよ。と紹介したいのは山々なのですが、シーズン後半にこき使った長年愛用のデジイチが壊れまして、只今カメラありません。ということで、新たな写真もないのでもランキング形式で今年の主な出来事を振り返る、という斬新で画期的な企画を去年に引き続きお届けします。(注:私個人の独自のランキングであり、イコロの森公式ではありません。)

 

第五位「ナーサリーで新ブランド“イコロコ”がスタート」

イコロの森のナーサリーでは多くの苗を自家生産しております!この中で、とくにイコロの森の環境にあい、実績が十分な種類を「イコロコ」として格安で提供することにしました。その多くはイコロの森のガーデンから株分けされた物で、寒さに強く、丈夫で育てやすく、且つ安い。ようは、イコロの森おすすめの宿根草ということです。来シーズンも引き続き、販売されますので、ぜひチェックしてください。

 

第四位「道内各地へ走る 大忙しの夏」

イコロの森では個人・商業施設関わらず、多くの庭の設計・施工を承っております。我々ガーデナーはイコロでの作業よりもそちらでの作業の方が圧倒的に多いのですが、今年は例年以上に多くの庭に携わらせていただきました。千歳・苫小牧はもちろん、札幌、伊達、白老、日高、むかわ、岩見沢、釧路(and more…)とよく走りました。記憶があやふや。写真は昨年植え込みの札幌K邸の今年の花壇です。只今お問い合わせいただくと、提案にお時間をいただくありがたい状況ではありますが、お考えの方はぜひご相談ください。

 

第三位「ガーデンカフェ『チセ』オープン」

園内のレストランはトマティーヨが閉店し、「チセ」がオープン。プロデュースと運営は札幌の寿珈琲。カフェではコーヒー豆の焙煎も始まりました。焙煎したての新鮮なコーヒーとお食事を庭を眺めながらお楽しみいただけます。お弁当スタイルから始まりましたが、急にフレンチシェフの登場でメニューは激変。食べたい物が決まっていたお客様は少し戸惑ってしまわれたと思います。すみません。でも味はよく、我々もレストランでランチを済ませる回数が格段に増えました。ありがたい。来年は一体どんなメニューになるんでしょうかね。今から楽しみです。写真の日の魚介のスープ美味しかったなぁ。クスクスもまた食べたいなあ。

 

 

第二位「来場者4000人突破!プラントフェアxロッピスサマーマーケット2018」

恒例のロッピス。今年は史上最多の4000人以上の方にご来場頂きました!年間の入園者数を考えると(ここでは控えますが、、、)すごい数です。ご来園の方、ご出店くださった方、実行委員の皆さま、本当にありがとうございます。ちなみに今年は、写真も一枚も撮影していませんでした。。。来年もご期待ください!

http://www.loppis-sapporo.jp/

 


番外編「復活!おとなのあきじかん 映画『 Five Seasons』 上映!!」

ボスのウィスキーバーを楽しむ秋のイベント「おとなのあきじかん」を二年ぶりに復活させられました。ことしの映画はわれらのスターPiet Oudolfのドキュメンタリー映画。日本初上陸で、上映を決めてから1カ月に満たない準備期間で、字幕編集作業やらプロモーションも頑張りました。こちらの映画、日本語字幕付きで巡回上映中です。問い合わせはイコロの森まで。⇒ http://www.ikor-no-mori.com/fiveseasons/movie/

ちなみに、おとなのあきじかんでは厚岸のカキも登場しました。うまかったですねぇ。自分たちが楽しむ、ご褒美のようなイベントでした。


 

第一位「10th anniversary」

2008年4月にオープンしたイコロの森は今年10周年イヤーでありました。派手にどーんは、結局できなかったのですが、ローズトレーニングのスペシャル版や、10年を振り返るスライドショーなどを開催。ことあるごとに、自分たちで10年をかみしめながらのシーズンでした。ここまでやってこられたのも応援してくださる皆さまのおかげです。今年もわずかでしたが、イコロの森の庭で作業をしている瞬間は、本当に幸せです。ずっとここにこの庭があるといいなと、思っています。今はなんとかそれだけで精一杯です。でも、理想の庭に近づけられるように、理想の働き方ができるように、へたくそなりに色々考えて試してみています。ぜひ来シーズンもよろしくお願いします。

2018

10.17


ガーデン
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日記
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それぞれの朝がある

今日はぐんと気温が冷える予報だったので、晴れる朝の庭の様子が見たくていつもより2時間早く出社。まだ霜は降りていませんでしたが(芝生や枕木などは少し凍ってました)、朝の気温は2℃!カメラを持つ手はどんどん冷えていきましたが、なんだかんだで2時間ずっと庭で散歩してました。楽しかった。ここに来て9年目、飽きないもんだなー、と思います。

 

さて、途中、シェフに遭遇すると、コーヒー入れてガーデンまで差し入れしてくれました。あったかかったー。そして、散歩を終えてレストランへ戻ると、シェフは一人、パソコンに向かい、ギターをかき鳴らしまくっておりました。朝練だそうです。頭にタオルを巻いたその後ろ姿はまるで長渕剛でした。が、盗撮失敗。

 

それぞれにそれぞれの朝がある。そう思いました。

 

 

 

 

 

 

 

そしてローズガーデン。

 

今週の日曜日は「ローズトレーニング 10th anniversary」

詳細は以下の通りです。

 

[日程] 10月21日(日) 20年目への冬仕度

※今回は冬囲いの基本、つるバラなどの囲い、株倒しの方法など、冬囲いに焦点を当ててお話しします。

[時間] 10:00~15:00 ※ランチ含(ランチには工藤も同席いたします)

[定員] 30名

[受講料] ¥4,000-(ランチ代・年間パスポート代含む)

※事前に年間パスポートをご購入の方は¥3,000となります。受け付けの際ご提示ください。

 

[お問い合わせ・お申込み]

イコロの森

TEL: 0144-52-1562

E-mail: info@ikor-no-mori.com

2018

10.16


日記
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ありがとうございました

おとなのあきじかん、多くの人にお越しいただきました。ありがとうございました。

ガーデンツアーも多くの方に参加していただきました。嬉しかったです。

 

 

マーケットでも皆さんたくさんお買い物してくださり、ありがとうございました。

ご出店いただき、盛り上げにご協力くださった皆さんもありがとうございます。

 

 

クドウテツト

ソーケシュ製パン

tiny…

百姓のいえ

 

そして、映画。

数日前まで、予約が半分くらいで、あちゃーって感じでしたが、直前になって予約が激増。当日券の方も多くて、結果3回とも満員御礼でした。手づくりのイコロシネマ。前日の暗幕やスクリーン張りは、かなり体力と脳みそを消耗しました。手づくりだからとはいえ、映画館のような施設ではないとはいえ、少しでも大きな画面で、しかもどの席からも少しでもよく見えるように、なんども張り直しては、映してみてはの繰り返しでした。

ピート氏の作るガーデンや映画監督のトムさんによる素材は間違いなく美しく、日本語字幕の内容も僕からみたら完璧。(sachiさんは昨日も手直ししてましたが。。。)だからこそ、しっかり見てもらいたいという気持ちが強くて、時間かかっちゃいました。

 

Ku’s Barでは、いい感じに気持ち良くなっているお客様とのやりとりが楽しかったです。初めての飲み屋バイト経験でした。仕事中にもかかわらず、一杯いただきました。美味しかったです。すいません。

カキとウィスキーってほんと、いい組み合わせですね。大人の味を知ることができました。

 

ということで、やや遅くから始まったとはいえ、準備段階からずっと、トータル、楽しかったです。

 

イコロの森の営業もあと2週間で冬季休業に入ります。

今年も最後まで、どうぞよろしくお願いします。

2018

10.12


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日記
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秋らしく

今日は気温もぐっとさがって、秋らしさがぐんぐん増しています。

朝は少し雨もありましたが、それも良い感じ。そして晴れ間も見える、よい日でした。

スッキサ プラテンシス(Succisa pratensis)の藤色のちいさなぷかぷかした花はまだ咲いています。花後の緑色の球も、秋色の庭とよくマッチしてますよ。ナーサリーで花苗販売中です。

スポロボルス ヘテロレピス(Sporobolus heterolepis)はすっかり黄金色に。隣のシンフィオトリクム ‘ホリゾンタリス’(Symphyotrichum lateriflorum var. horizontalis)との組み合わせが好きですね。少し明るくかわいらしい感じになってます。

 

アルンクス ディオイクス(Aruncus dioicus)のシードヘッドは雨のしずくとともにだらり。いい感じですねぇ。

 

スポロボルスやアルンクスは映画でもその名前が登場します。色んな植物名や植物の映像が映画で見られます。その後に、庭を見て、実物を確認してもらうのも楽しいかもしれないですね。

映画「Five Seasons: The Gardens of Piet Oudolf」は間近になって、ご予約も増えております。1回目の上映はすでに満席。2回目、3回目の上映も少しずつ席が減っておりますので、ご検討の方は明日、ご予約ください。

日本で初めて上映される映画。手づくりのイコロシネマですが、心をこめて皆さんをお迎えします。ちゃんとした映画館ではないですが、映画にふさわしい空気感を作りたく、頑張ってます。

[おとなのあきじかん]映画 FIVE SEASONS 上映会

イコロの森は、過ごす庭、居心地の良い庭であるといいなあ、といつも思っています。「おとなのあきじかん」では、秋の庭を満喫しながら、美味しい食事、美しい映画、楽しい買い物、美味しいお酒を楽しんでのんびり過ごしてもらいたいなと思っています。

「おとなのあきじかん」でお待ちしております。

10月14日 おとなのあきじかん

 

2018

10.10


ナーサリー
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日記
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秋植栽

先週は伊達と豊浦で一件づつ、そして今日は札幌で新規の植栽工事がありました。

植栽は春がやっぱり一番お勧めですが、種類によっては秋植栽も利点があると思っています。

特に今日始まった現場では、春咲きの宿根草をメインに考えています。ヘレボルスやアネモネ、プルモナリアやブルンネラなど、もちろん球根も含まれます。クリスマスローズをメインに、というご希望だったので、それならと考えた構成です。春、思いっきり楽しんで、夏以降はただただ緑—–。ご納得いただけるだろうか。。。で、その構成なら、今植えたほうが、根を張らせ、来春に少しでも楽しんでもらえると思います。来春にまわしたら、楽しむのは再来年になっちゃいますからね。

ということで、春に開花する種類を増やしたいなら、今がラストチャンス。ナーサリーでは宿根草を、イコロハウスでは球根もまだまだ絶賛販売中ですので、ぜひお立ち寄りください。

オンラインストアもご利用ください⇒ ikor no mori NURSERY

 

ところで、今日のお宅は今年の春に一度工事をさせていただいています。バラも宿根草も半年で随分大きくなりました。芝生の状態も大変よく、お手伝いさせていただいた庭がこんなに手をかけてもらえてありがたい限りです。

今年は、バラも開花させず、ひたすら蕾を摘んでもらっていたおかげで、葉も枝も大充実です。秋バラはようやく楽しんでもらえています。

 

そして、つるバラ用のこのフレームはお隣との境界にあり、庭の背景にもなります。これを作成してくれたのが、craft x craftさん。思い切って10メートル以上の幅にしました。バラが成長したら、きっといい風景になるだろうなーと思っていますが、早くも期待が膨らむ雰囲気です。工藤が選んだバラは薄い色のグラデーション。いい境界になるはず!

 

そして、craft x craftさんには、こちらもお願いしました↓

コンポストヤード。バラの剪定枝や雑草などをここで堆肥化させる予定です。庭から見える場所につくることになったのですが、かっこよくて、本当にいい感じです。

 

craft x craftさんは週末のおとなのあきじかん、ガーデンマーケットにご出店くださいます。かわいい雑貨を持ってきてくださると思いますが、家具やこんなガーデン絡みのものまで、木のものなら何でも相談に乗ってくださると思いますので、ぜひ声掛けてみてください。

craft x craft HP

 

■おとなのあきじかん ガーデンマーケットについてはコチラ⇒http://www.ikor-no-mori.com/oshirase/otona/

 

さてさて、宣伝は続く。

イベントは今週末なので、お許しください。

 

昨日は、パートスタッフさんたちへの映画の試写会を行いました。

特に気になるのは字幕!翻訳はsachiさんがさらりと行い、それを我々が偉そうに、「こういう表現のほうがいいかも」とか「こういう言い回しがいいんじゃないか」などといちゃもんをつけてひとまず完成。それを、映像に載せていくという作業をこれまたsachiさんが黙々と(ときどき笑いながら)やっていたわけです。英語だけじゃなくて、デジタルも何でもできちゃうんですね。ほんと、我々は見守るのみ。ただ、なんども見ているうちに、何だかわからなくなっているので、初めて見てもらう人から、違和感を聞きたいというのが目的であります。

これで、また微調整をかけて、完成となります!

 

しかし、言葉というのは本当に奥が深い(という表現は大変浅い)。言葉が放たれると、それは受け取ったそれぞれの人の知識とか経験みたいなフィルターを通すから、解釈はそれぞれ。外国語となればその違いはもっとおおきいわけで。同じ英語を聞いても、解釈は3人それぞれ。たいてい、海外の文化にも、英語にも一番親しいsachiさんの解釈が妥当なのですが、それでもピート氏はこう考えているんじゃないか?とか、こういう意味で言ってるよね?とか、ピート氏の作品の資料をちょっと調べてみたりとか、なんか、そういう時間は我々にとって大変貴重でした。ただただ映画を見るだけより、何倍も吸収できました。楽しかった!まだ終わってないけど。

 

庭は少しずつ秋色に染まりつつあります。空気もすこしひんやりしてきましたよ。そんな空気感の中で、秋から始まり秋に終わる、秋が主役のこの映画をぜひご覧ください!

 

FIVE SEASONS: The Gardens of Piet Oudolf (theatrical trailer) from Thomas Piper on Vimeo.

 

1回目の上映については席の残りはわずかです。2回目、3回目はまだ余裕がございます。ご予約お待ちしております。

映画のお問い合わせ、お申し込みについての詳細はこちら⇒http://www.ikor-no-mori.com/oshirase/fiveseasons/