イコロの森

イコログ

カテゴリー: 日記の記事一覧

2016

11.8


PLANT OF THE DAY
日記
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一旦解けました

いつもよりも早く降った雪のために、冬囲いのスケジュールに予定変更を強いられております。イコロの森でも結構な雪が積もりましたが、やれることを少しずつ進めております。今日はナーサリーの片づけ。昼過ぎぐらいから雨がひどくなったので、事務所や温室にいましたが、雨が止んだので再びナーサリーに。気がつけば、雨により雪はすべて解けてくれたようです。明日は天気もよさそうなので、もう少し進むかな。

 

本来明日は月形の圃場でのバラ苗・宿根草苗の掘り取りを予定していたのですが、先日の天気予報で9日の月形は暴風雪!トラックも借りなくてはならないので、早めに延期を決定しました。今見たら、暴風雪から乾雪に予報は変わっていました。いずれにしても後日掘り取りに行くので、明日の月形の雪も早く解けてほしいと願っておりますが・・・。

 

 

PLANT OF THE DAY 1

ギレニア トリフォリアタ Gillenia trifoliata (写真真ん中)

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ミツバシモツケとも呼ばれます。白い花がたくさん咲きますが、新葉の赤や茎の濃ゆい赤も魅力です。でも花後のシードヘッド(タネ)が一番好きです。

2016

11.4


日記
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シーズン営業終了しました。

10月31日をもって、2016年シーズンの営業が終わってしまいました。

今シーズンは、初めての私たちの著書「北海道で育てる宿根草」が出版され、初めてのPLANT LAB. 史上最大の規模で開催したLOPPISxPLANT FAIR、ボーダーの宿根草の入れ替え、Foliage Gardenの誕生、初めての秋イベント「おとなのあきじかん」の開催と、振り返ってみれば本当に色々ありましたし、多くの挑戦もありました。

今まで、ずっと応援してくださっている方も、今年初めてイコロに来てくださってそれから何度も来てくださった方もいました。何度も来てくださる方とお会いするのはやはりとてもうれしいものです。遠方の方は一年に一度だけ、という方も多いと思いますが、それでも一番良い季節(好きな季節?)を選んで来てくださるので嬉しいです。

無事に最後まで営業をすることが出来て、本当によかったです。ありがとうございました。

 

営業終了後、事務所の引っ越しをしたり、マルヤマクラスでワークショップをしたり、相変わらず冬囲いの現場周りに東奔西走しております。今朝は、少し早くイコロに来て昨日の荷降ろしと、今日の段取りをしたのですが、うっすらと雪が積もっていて、朝のガーデンは本当にきれいでした。昔から、「冬はつとめて。」と申しますが、キリッと晴れた冬の朝は気持ちよく、引き締まるものがありますね。来年、皆さんにお会いする日までまた、悔いのないように準備をしていこうと思います。では、しばらくさようなら。

 

あ、たまにどこかに出没するかもしれないので、その際はよろしくお願いします!

 

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2016

10.23


日記
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あと少し

遅くなりましたが、おとなのあきじかん、秋の庭と映画とウィスキー、楽しんでいただけましたか?

自分たちが一番楽しんだという噂もありますが、来てくださった方、ご協力くださった方、どうもありがとうございました。

 

それから、先週の日曜日はPLANT LAB. も最終回でありました。宿根草の冬支度の話。一言でいえば刈り込んで雪を待つ、だなと思っていたのですが、改めて話す内容を考えていると、伝えたいことは結構ありました。

そんな感じで、こちらも皆さんにお話しすることで発見したり、理解を深めることが出来る良い機会でした。半年間、お付き合いくださりありがとうございました。

 

イコロの森の2016年シーズンはあと一週間ほどで終わりです。紅葉も進み、秋は深まっています。山の紅葉と庭の秋は少し雰囲気が違います。お時間あればぜひ、遊びに来てください。

 

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2016

9.27


日記
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Molinia caerulea subsp. caerulea ‘Moorhexe’

昨日は日高へ。

 

現場の花壇の一角。
dsc_2933気に入っている組み合わせです。

カルーナとモンタナマツ、グラス(Molinia caerulea subsp. caerulea ‘Moorhexe’)とコルヌス(Cornus alba ‘Kesserlingii’)。

ヘザーと常緑針葉樹、グラスとカラーバークのドッグウッド。ウィンターガーデンの定番って感じですが、雪が降る北海道では積雪までしか楽しめません。カルーナは「花が咲き終わったら刈り取る」が、まあセオリーですが、こうして花ガラを楽しむのもアリですね。コルヌスも葉が落ちてからのカラーバークが真骨頂ではありますが、紅葉も美しいのがミソですね。特にこれは渋いっすね。この、‘ケッセルリンギイ’は黒っぽい枝がかっこいいですが、強剪定は禁物。成長が緩やかではありますが、樹形は大変きれいです。でも、イコロの森のオータムボーダーに植えたものは随分枝が伸びていてびっくりします。

 

そしてグラス。

dsc_2939モリニア ‘ムーアへクセ’(Molinia caerulea subsp. caerulea ‘Moorhexe’)

こちらも成長はゆっくりで植栽4年?くらいでようやくここまでになりました。同じ場所に植えたススキ(Miscanthus)はご存じの通りぐんぐん大きくなるので、今ではコルヌスや他の花木を押しまくってます。株分けしないと。そう考えると、最初はちょっと寂しかったけど、管理も楽だし、見た目もスッキリののんびり成長する種類は使いやすいですね。この‘ムーアヘクセ’は大きくなりすぎず、倒れにくく、穂のスマートさもカッコ良いのでお勧めです。同じく海岸の町、伊達に植えたものはもうちょっと成長が緩やかに見えますが、日当たりの関係だと思います。日当たり良い方がいいですね。

 

さて、この時期の北海道のドライブと言えば、これ。毎年言ってますが、やっぱりいいです。

dsc_2942道路わきの法面。アスターとミスカンツスのコンビネーションは秋を盛り上げますね。ここに、アワダチソウやハギの黄葉の黄色がポツポツしてるのも良いですが、個人的にはピンク~紫のグラデーションにベージュ、っていうこんな感じの方が哀愁があるような感じがして好きです。この時期はドライブ中、ほとんどこんな景色がずっと続くわけですから、ほんとうに素晴らしいです。

2016

9.18


日記
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伊達に植えた花木

昨日、打ち合わせの為行った伊達。約束の時間より少し早めに到着したので、以前施工させていただいた庭を見てきました。

 

フクシア(Fuchsia magellanica)や、カリオプテリス(Caryopyeris x clandonensis)がすごくよく成長してます。イコロよりもずっときれいでうらやましいです。

 

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Caryopteris x clandonensis ‘Heavenly Blue’ (カリオプテリス クランドネンシス ’ヘブンリー・ブルー’

 

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ペニセツム(Pennisetum alopeculoides)や、セダム(Hylotelephium spectabilis)との組み合わせはレストランガーデンでもやってみたのですが、こちらでは、カリオプテリスが冬越し出来ませんでしたね。マルチングしたほうがよかったですね。きっと。今度はドライガーデンに植えてみようかと検討中です。ぜひイコロでも成功させたい。

ちなみにちょっと小さく見える黄金葉の品種はCaryopteris x clandonensis ‘Hint of Gold’ (‘ヒント・オブ・ゴールド’)。葉に香りがあって、葉と花色のコントラストも良いのですが、こっちの方が生存率がやや低く、数株植え直してもらっていますよ。

 
dsc_2895フクシア(Fuchsia magellanica)とギンフミズキ(Cornus alba ‘Elegantissima)。赤い花と赤い茎でイギリスっぽい組み合わせだなーと思っています。それにしても、フクシアの花数がイコロに比べると断然多い。うらやましぃ。

 

改めて、苫小牧、特にイコロの条件との違いを感じました。もちろん、愛情をもって管理してくださってる施主さんに感謝。

 

次に伊達に伺う時は、ぜひ他のお庭にもお邪魔したいです!