イコロの森

工藤敏博の植物日記

2019.3.25日記

3月のライオン


昨日も荒れましたね。
札幌の街なかも一時は吹雪状態でした。
一昨日の岩見沢への道中も、久々のホワイトアウト。

 

「3月のライオン」、プロ棋士のコミックや映画が話題のようですが、もともとはイギリスの諺の「March comes in like a lion and goes out like a lamb」(3月はライオンのようにやってきて、子羊のように去っていく)からのよう。
まさしくそんな3月になっていますね。

 

昨日は豊平公園での講習、今期一発目でした。
久々にお会いできた方も多く、今年もよろしくお願いしますと心の中でご挨拶。

 

ストレプトカルプス サクソルム(Streptocarpus saxorum)の白花。
数株大株仕立てにしていて、とても良くできていました。基本種の青花よりいいですね。
昔はセントポーリア展の他、こんなイワタバコ科のものを集めた展示会も毎年やっていましたっけ。
今はこんなデリケートなものを扱う機会がないので、妙に懐かしさを覚えてしまいました。

 

ドムベヤ ワリッキイ(Dombeya wallichii)、これも懐かしい。
入手するのに本州から仕入れて、昔はえらく高額だった記憶あります。

 

カリアンドラ ハエマトケファラ(Calliandra haematocephalla)。
舌噛みそうな名前ですが、マメ科ベニゴウカン属で赤花が基本種。白花は初めて見ました(正確には雄しべ)。
英名White Powder puffだそうで、まさに化粧用具のパフですね。
顔にパフパフやっちゃいました。すみません。

 

そろそろ月末、年度末、羊のように静かに終わってほしいものです。