イコロの森

工藤敏博の植物日記

2018.9.29日記

震源地の培養土


昨日はイコロの近くの堆肥屋に、イコロのポット用の培養土の打合せ。
毎年お願いしてますが、少しずつマイナーチェンジしています。
今回の出来は、さて、いかに!?

 

北海道の培養土の特徴は火山レキとピートモスでしょうね。
どちらもふんだんにありますからね。
もちろん堆肥類も種類豊富。
世界的に見てもこれだけの材料が地場もので賄えるのは希有なことだと思います。
パーライトなんかもかつては釧路や函館で生産され、奥尻島ものは最高級品とされましたから。

 

昔からできるだけ地場のものを使うようにしています。
赤玉土をベースにすれば安全でしょうが、関東ローム層の土を北海道で使うのは何ともな〜と思ってしまうわけです。

 

イコロの培養土でベースになっているピートモス、火山レキ、焼赤土は厚真産。
この度全国的にその地名が知れ渡りましたね。
ある意味、この辺りはピートと火山レキのメッカかもしれません。

 

基本的に火山が多く、雨が多く、植生が豊かだからこその産物と言えるかもしれません。
逆にそれらのことで自然災害も多い訳で、表裏一体と言える。
土のことを考えても今回の地震に思いを馳せてしまいます。
全てが繋がっているのですね。