イコロの森

工藤敏博の植物日記

2021.2.21日記

残土


バラの地植え養生していた堀上裸根株のポッティングが終わり、先日から在庫のポット株の植え替え+剪定をしています。
先ずは昨年の支柱付きのつるバラから。

 

やはりポット植えは地植えに比べると爆発的な伸びが期待できないので、本当は1年限りにしたい。老化も早まりますからね。
でも、もう一年だけと考えるなら、植え替えて何とか引っ張れる。
支柱も塗装をしたので引っ張れる。

 

うん、新しい「特製支柱」を使いたのはやまやまなのですが、ぐっと抑えて、それはこれらが終わってから。地植えしていた今年デビュー株に使います。お楽しみは後で。

 

ポットから抜いて、周りの古土を落とします。
いつもより根の生育はいい感じ。液肥やら活力剤が効いているんでしょうね。

 

毎年この植え替えで残土が山ほど出ます。
鉢底の炭がらは再利用できるので丁寧に拾いますが、残土も古根や表土のコケを取り除き、用土の空袋に入れて堆積しています。
ちょっと手間がかかりますが、一年しか使っていない土なので、どうにももったいないのです。

 

公園時代は重機で移動するほど山積みされた残土を、合間に人力でふるいにかけて芝生の目土に使っていました。市販の目土よりよっぽど腐植が多いし、肥料分もあります。
鉢土への再利用には、天日干しやら電子レンジでチンやら、腐植の追加やら、いろいろ手をかけなければ危険ですが、屋外の花壇などにはふるいをかけなくてもそのまま使える。
低い場所の嵩上げ用や、新たな造成場所に。下手な土壌改良材入れるよりよっぽど効果的と思います。

 

残土も宝ものと思えてしまうのです。