イコロの森

工藤敏博の植物日記

2019.11.14日記

株倒し


昨日は「嵐」の前の静けさだったでしょうか。
朝から市内あちこち、後半は年金事務所やら税務署やら街なかだけの移動でした。
何回か囲いの作業を横目で見ながら大通公園の横を通りましたが、昨日は12丁目だったんですね。
薄暗くなるまでやってました。
真面目ですね、ご苦労様です。

 

一昨日とその前日の二日間は、いわみざわ公園でのバラの株倒しでした。

 

ざっくりだが1,000株ほど、二人一組みで5組10名、正味12時間、一人換算1時間8株ほどになります。
昔のスコップ使っての株倒しの半分以下かも。
でも、なるべく根を切らないようにと「根起こし」とフォークでの作業、「株を浮かせないように落とし込む」、そんな作業なら順当かもしれません。
皆んな頑張ってくれました。

 

株倒し、昨年その年に植えた株を試験的にやってみて、やはり枝の歩留まり(越冬後の生存)が圧倒的に良い。
それで今年は方針転換しました。
囲って良い年あり、最悪の年ありで、いい加減見切りをつけた格好かもしれませんね。
モノがモノということもあり。

 

問題は年を経た株です。
昔はどこも株倒しが主流でした。
でも、切断面からのがんしゅ病菌の侵入、根の回復力など、枝は助かったものいろいろ危険も多い。
だからこそ、何とか立たせたままでの越冬をと模索して来た訳ですが…

 

テコの原理の新兵器の「根起こし」でイケるかと踏んでいましたが、ホームセンターや通販もの4種類を試しまたが全滅。爪が折れたり、柄が曲がったり。やはり、数をこなす大株対象では保ちませんでした。
やさしく、数株ならいいだろうが、ガンガンやっても耐えなければ使いものにならない。
結局今のところフォークがいちばんとの結果に。

 

来週は株倒し以外の支柱立てと、モノによってのコモ巻き。
これでイケれば大騒ぎすることはないんですけどね。
北の地でPapa MeillandやMaria Callasなんかを何事もなく育てるって本当に厄介。

もちろんルゴサは何もしなくても安泰。
いい感じの紅葉に気が休まりました。