イコロの森

工藤敏博の植物日記

2019.11.23日記

「オールドローズ」編


昨日は久しぶりのイコロでした。
朝のイコロ、-3℃、無風、積雪0。
先週から雪のいわみざわ公園での冬囲いだったので、別世界でした。
もっとも今日明日は気温も上がり、どこも一回積雪0になるかもしれません。

 

一昨日は道新文化センター#4、オールドローズを語ってきました。
今回のシリーズは、栽培方法を置いて、系統ごとの違い、品種の紹介を主体にしています。
毎回なのですが、その写真を選ぶのが一苦労。
とくに今回は囲い作業の合間だったのでキツかった〜

 

でも、その時間が自分的にはすごく楽しかった。役得ですね。
やはり2000年以上もずーっと栽培されてきたオールドローズは魅力的、たかだか200年の歴史のモダンローズとは違う。

 

各系統の写真、全部で67枚でしたが、そのほとんどがかつてのGee’sで販売していたもの。
改めてやりたことやってたんだな〜としみじみ。
チャイナやティーは別にして、北海道はいろんな理由から日本でいちばんのオールドローズの適地と思っています。
きっといろんな場面にはまる。
全部オールドローズでいいんじゃないってさえ当時は思っていましたが、準備をしながら、話しながら、今回改めてそんな思いがふつふつと湧いてきたのでした。

 

その中の根源的なガリカをいくつか。

 

Catinat

 

Duchesse de Berry

 

Ombrée Parfaite

 

Sissinghurst Castle

 

次回は「北海道に適するモダンローズ」編。
これが難しい、頭を切り替えなければ。
独断と偏見でやらざるを得ません。

 

「オールドローズ」編、またどこかでやりたいものです。
野村和子さんの顔を思い浮かべながら。