イコロの森

工藤敏博の植物日記

2017.5.3日記

新葉の展開


世の中GW、今日から気温も上がるようで皆んなウキウキでしょうね。
妙に早くから出来上がっているおじさんの一群やら、数日前から円山の花見の気配をひしひしと感じていますが、まあ一瞬でも世俗と離れて遊離の時を過ごすのも花見の特権でしょうから、OK、OKと思います。

 

こちらは言わずもがな、あちこち飛び回る日々が続いております。
家に戻ってバタンキュー、花見どころではありません。
昨日戻って庭の中でボーッとしていると、芽出しどころか随分葉が展開しているのに驚きました。
こちらがバタバタしているうちに、植物はいつも確実に、ですね。

 

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バラではルブリフォリア(Rosa rubrifolia)がいちばん進んでいるような。
秋の紅葉も早いが新葉の展開も早い。
早め早めの性格は見習いたいものです。

 

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先々代からの円山から山採り(今はご法度ですが、昔は雑木はみんな山採りでした)とのナナカマド。
あっという間にモリモリです。
このナナカマド、2株ありますが、いつも春の新葉の色が違います。
手前は普通の緑ですが、奥はいつも銅葉、毎年そうです。
個体差なんでしょうか、明らかに異なります。
街路樹なんかでも、注意してみればたまに銅葉ものが見られます。
でも、もう少しすれば同じ緑葉になります。

 

植物は着実ですね。
サクラより、この新葉の展開に元気をもらう気がします。
頑張ろう!