イコロの森

工藤敏博の植物日記

2017.11.8日記

いわみざわ公園版、冬囲いの工程


相変わらず連日各所での冬囲いが続いています。
昨日はいわみざわ公園。
事前に切り戻し、葉毟り+(内緒の消毒)した株の結束が終了。その後株周りのマルチングを集めてできるだけ高く盛り土しました。
佳境です。

 

本来はこの結束がいちばんの力業なのですが、今年は凍害の影響で株が小さくなり、さらに確実に枝を残すため切り戻し(40cm)をかけたので、物足りない。
マウスピース使うまではなかったくらい。

 

北ドイツなどではこの状態で越冬させますが、積雪寒冷地ではこの後まだいくつかの工程が続きます。
この後、支柱を立て結束→地面から枝先まで防風ネット巻き(チップがこぼれないように)→さらに上から枝先までチップを充填(約5ℓ)→天端と下部だけ空かしてPP袋巻き、でしたよね?
いろいろ考察してこの方法でいくことにしました。

 

もちろんメインのブッシュローズ限定です。雪が早くて多い場合でも蒸れない、少なくて寒い場合でも凍害を回避する。どんな冬になっても枝を助ける、それが合言葉です。
作業規模(人員)と、後始末(充填したチップの現場処理)も考慮。やたら人員や資材を投入する訳にいきませんからね。

 

さらに、最後にマルチングを集めた後の株周り表土に堆肥を混入。翌張りですが、この機会に入れてしまうのがいちばん効率的、と判断しました。

 

明日は支柱の結束、最後の力業になります。数ありますからね。
頑張りませう!