イコロの森

工藤敏博の植物日記

2019.4.30日記

花見


世の中連休中、サクラも咲いて良い天気、あちこちどっと花見の人出で賑わいました。
夕方買い物やらで円山にいましたが、まだ花見と動物園の喧騒が続いていて、日中はさぞかし凄まじかったでしょうね。
酔って抱えられた若者の叫び声を、歩く人々は違和感なく微笑んで受け入れていました。
天下太平ですね。
全てが脳天気で許される花見ってやはり特別です。

 

昨日の自分は午前中は豊平公園で講習、午後からはバラ園のリニューアル(密かな?)の一発目の植栽をしてきました。

 

緑のセンター2階の講義室からのサクラ。
喋りながら窓越しに見えるサクラに一瞬息をのみました。
喧騒を感じないこその感覚でしょうね。
サクラはその方が似合う。冷たささえも含んだ儚さや潔さが感じられます。

 

もっとも、カタクリや何やらが新聞に連発で載ったそうで、地上は豊平公園も人がうじゃうじゃ。
こちらも老若男女、天下太平。

 

その中で、あまり人のいないトイレの周辺。
例のニオイスミレのクリーム花( Viola ‘Sulfurea’( V. odorata ‘Irish Elegance’))が満開でした。

 

すごく殖えていたんですね。
意図的ではないので、林床、少し湿った環境が合ったんでしょう。
這いつくばって咲いているので、すぐ横を歩いても気づかない人が大半でした。
人が群がるムスカリやチューリップより断然いい。
自分にとっては最高の花見でした。