イコロの森

工藤敏博の植物日記

2021.2.4日記

堀上株のポッティング


昨日も寒かったですね。
イコロはさぞかしと札幌から覚悟して向かいましたが、それほどではなく、むしろ札幌の方が寒く感じました。珍しいですが、そんなこともたまにはあります。

 

先日から、昨年地植えで養生して掘り上げていたバラのポッティングを始めました。
つるの長尺は結束したまま。その他は剪定も同時にしているので多少時間を要します。
現在7、80株終了。全部で250株ほどが今月中旬に完了予定。
その後つるバラの誘引。手間かかりますね。

 

乾かないようにブルーシートで裸根状態で保管していたものを、植える前にはもう一度泥水にドブ漬けしてから植え込みます。

 

一昨日の朝方の状態。
たらいから上げて水を切ると、すぐに氷状になります。
寒そうだが、少しだけ芽も根も動いてきているものもあるので待った無し。この一瞬だけ我慢してもらいます。
土の中に収まれば安心、後は温々じっくり発根してもらいます。

 

写真の株は、Kordesのハイブリッドムスク‘Lavender Lassie’。

 

昔からのお気に入りなので、いわみざわ公園ではバラ園入って最初のパーゴラ、真っ先に見える所に植えています。
花付き良く、甘い香り、何と言っても一房の花の濃淡のグラデーションが素晴らしい。返り咲きも少ししますしね。
ハイブリッドムスクとしては伸びるので、フェンスなんかに誘引してのつる仕立てが一般的でしょうが、剪定によっては自立使いもできる。
どこか広い場所があるなら、是非そんな使いをしてみたいものです。

 

そんなことを考えながらのポッティング、まだまだ寒いものの、いろいろな場面を思い描きながらの作業です。