イコロの森

工藤敏博の植物日記

2018.7.28日記

二番花


昨日も暑かったですが30℃いってなかったんですね。
うん、風が吹けば気持良かったですもんね。

今朝も風ありで、遠くの台風の気配を感じます。

 

世の中バラは二番花ですが、あちこちでハマナシの二番花も目につきます。

 

ヒップが色づく横で再び開花。
ある意味不思議な光景と思います。
諸外国では繰り返し咲きの原種とされていますが、寒冷地型の植物、バラでこの開花性は何とも不可解ですよね。
ただ、全ての夏枝に花を付けるわけではなく開花数はあまり多くない。当然一番花に比べるとささやかです。
勝手な想像ですが、ヒップの熟度に差をつけて、実を狙うものや採られる時期の分散を図っているのではないか?目立って栄養満点のヒップ、誰でも赤く熟したものから狙いますからね。
あるいは、熟度に時間差をつけることで、天変地異からの危険回避。これは植物ではよくある話ですね。
いずれにしても、この性質があるからバラの育種材料としては使いやすいし、使ってみたくはなりますよね。連続開花性を落とさず、強健性を高められるのですから。

 

そんな中、まだしぶとく一番花で頑張っているものもあり。

 

いわみざわ公園のRosenholm。
超遅咲きですが、抜群の安定感があります。

Z6。Z4のランブラーでもなかなか枝が保たないのに、わからないものですよね。

PoulsenのCourtyard CollectionのクライマーあるいはFl。

Courtyard Collectionは40品種以上あるが、ほとんど日本には入っていない。

他の品種も是非試してみたいものです。

 

かなり頑張っていますが、さすがにそろそろ終わり。

繰り返し咲きになっているが、いつもほとんど次の花が見られない。

来週にはしっかり切り詰めてみる予定。

二番花に期待したいものです。