イコロの森

工藤敏博の植物日記

2019.2.28日記

トゲの少ないつるバラ


一昨日、取りあえずバラ輸入苗第一弾のポッティングが無事終了。
昨日は、また合間にやってるラベル入力などなど。
そろそろバラ頭の日々になっております。

 

今年の販売もののリストがほしいとの声も聞こえておりますが、まだ不確定要素多く、手にして顔を見るまではあるよとは言えないので、もう少しお待ちください。
期待させて無いとなった時のフォローがやっかいですので、何卒ご了承下さい。
昨日も1品種不通過の連絡あって少し落ち込みました。
確定するのは4月入ってからになるかと、北海道はまだまだ雪の中、焦らずにお待ちください。

 

そんな中、一昨日もポッティングしていて「これウチに植えたいな~」と思ってしまうものばかり。
自分で選んでいるわけだから当たり前ですよね~
でも、今年は余計にそう思う。
耐病性、耐寒性はもちろんなんですが、例年になく繰り返し咲きの品種多く、つるバラではトゲの少ない品種をできるだけ選んでみました。
自分はトゲは大歓迎ですが、世の中はやはり敬遠しますよね。それは理解できる。

 

そんな中でトゲ少ないランブラーのギスレーヌ ドゥ フェリゴンド(Ghislaine de Féligonde)。
ドイツでの場面です。
最初に見たのがドイツで、濃い緑の樹々とからまって思わず息をのむほどでした。
華々しいバラの世界とは全く違うもの、未だに自分の根底にある景色のひとつかもしれません。
花粉親は同じく大好きなランブラー、トゲの少ないゴールドフィンチ(Goldfinch)。なるほどですね。
自分の関る場面ではあちこち植えていますが、イコロでもローズガーデンの中央部のパーゴラ角にあります。そのななめ向いがGoldfinch、意図的なんですけどね~
府県では4m以上にも伸びるそうですが、北海道ではHMsk的ないい感じのシュラブ樹形でもいけるし、返り咲きも多く、香りも魅力。病害ともほぼ無縁、耐寒性も岩見沢でもほぼ問題ない、半日陰でもいける。
一家に一株的なバラだと思います。

 

その他、トゲ無しor少ないつるバラで販売予定のものは下記の通り。

 

△Christiana
◎Crépuscule
△Emerald Isle
◎Frau Eva Schubert
◎Goldfinch
◎Johanna Röpcke
△Kölner Flora
△Madeleine Selzer
◯Maria Lisa
△Neige d’Avril
◯Polstjärnan
△Sonador
◯Summer Snow, Cl.
◯Tausendschön
◎Violette

 

◎◯△は工藤の主観的評価(使う場面が変われば評価も変わります)。
×はありません。

 

いろんな要因ありで限定的になり、本来ならまだまだ見たいバラはあるんですが…
バラは奥深く、果てしない。