イコロの森

工藤敏博の植物日記

2020.4.8日記

つるバラの剪定と誘引


先日からガーデンのつるバラの剪定と誘引を始めています。

 

先ずはホワイトガーデン中央分のパーゴラ、PolstjärnanとSeagull。
Polstjärnanは安定的に枝が残るのですが、Seagullは毎冬かなり枝がダメージを受けていました。
ですが、今年は6m以上も伸びたベーサルシュートが枝先まで残り、ついにパーゴラの天辺まで到達。やっと本領発揮です。
早咲きで花の散りが早いPolstjärnanと、遅咲きで花保ち良いSeagull、今年はお互い異なった魅力を見せてくれそう。

 

昨日はローズガーデン。

 


GoldfinchやらBlush Ramblerやら、全体の1/4程度終了でしょうか。
こちらもほぼ枝が残り、とくにBlush Ramblerは今までで最大級になったかも。

 

イコロでは防寒はせず全て立たせたままですから、積雪は株元だけで枝は冬中露出してます。
それに堪え得る品種を取っ替え引っ替え見極めてきた訳ですが、今存在感のあるものはある程度もう安心できる品種と言えます。
今年からやっとSeagullが加わり、残念だが行きつ戻りつでやっぱり無理と判断して、おさらばする品種(Kew Ramblerなど)もいくつか。

 

こんなのを見てると、冬の気候はもちろん、前年の枝の充実度が歩留まりを左右する。さらにサイドシュートを出す枝、つまり前々年のシュートの充実度までさかのぼる、と改めて思ってしまいます。
脈々と続いていくのですね。

 

それにしても、当たり前だが、枝が残れば誘引に時間がかかる。
楽しくはありますけどね。
花の季節、現下の状況はどうなっているんでしょう。
願わくば、心静かに花見をしたいものです。