イコロの森

工藤敏博の植物日記

2023.2.24日記

バンド デシネ


突然ですがバンド デシネってご存知でしょうか?
知ってる人は知ってるでしょうが、Wikipediaによると「フランス、ベルギーなどを中心とした地域の漫画のこと。フランス語圏では「9番目の芸術」と認識されている。アメリカン・コミックス、日本のマンガと並んで世界3大コミック産業の一つと言われる。」とのこと。

 

最初の本格的なものは、ベルギーのエルジェのあの『タンタンの冒険旅行』(写真左)と言われています。昔から好きで、文字多くて読むのに多少難儀するが、全24冊と別冊4冊は自分の愛蔵書となっています。
これらとは別の90年代からのニューウェーブものもどれも秀作で、一遍の映画を観たような読後感になります。とくに『アランの戦争』(写真右)は、ヨーロッパ戦線に従軍したアメリカ人兵士を淡々と描き、そのカット割りにはため息ものの連続。
あの大友克洋もバンド デシネの影響を受けていると言われ、松本大洋も然りと思います。
「ガロ」世代にとっては懐かしさも感じてしまいます。

 

そのバンド デシネの邦訳新作『ワイン知らず、マンガ知らず』。

 

ワイン農家とバンド デシネの作家がそれぞれを学ぶ的な内容ですが、そのワイン農家は有機農法の一種のビオディナミ農法(バイオダイナミック農法、シュタイナー農法)を実践しています。
シュタイナー農法、一時期注目されましたね。シュタイナー教育然り。超自然的な側面が強調されて懐疑的な人も多いかと。
でも、普通に取り入れてもいい手法も多くあり、道内でも実践している人もいます。

 

何で今こんな話なの?でしょうが、植物栽培、庭づくりにもかなり共通する内容もあり、結構頷く箇所も多いのです。
それよりも、自分この所ウイスキーのチェーサーはもっぱらワインになっているので、そのせいの方が大きいでしょうか。
安くて美味しいワインが驚くほど増えており、昔のイメージと変わってきましたよね。
白のワインも赤のワインも好きです。いちばんはアイスワインかな?