イコロの森

工藤敏博の植物日記

2016.10.25日記

葉毟り


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昨日は月形の雪の聖母園で、朝からうす暗くなるまでバラの葉毟り。
いつもは掘り取ってからハウス中でだらだらとしますが、枝の消耗が激しく、やはり根を切る前にやるべき。
いつも講習ではそう言っているのに、ですよね。

 

座ったまま、動きがないので、この作業がいちばん寒い。
風強く、時々雪もちらつき、真冬並みの完全防備で正解でした。
昨日で半分弱程度でしょうか、大物は片付いたのであと1日かな。
また今度。

 

暖房がんがんの車中で昼食、暖を取る。
ふと横を見れば見事なセピア色。

 

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ワラビのコロニー。
今だけの一瞬の景色でしょうね。
ため息出ました。

 

行く途中の当別辺りで、道端で子ギツネが車にひかれて死んでいました。
今年はそんな光景をとくに多く見たような気がします。
子ダヌキ1含め7、8匹は見てるかも。

 

秋のこの時期、自分のテリトリーを探しに親元を離れます。
昔、北大植物園の子ギツネが当別で車にひかれて死んでいたとの報告を聞いたことがあります。
どこもすでに先住者がいるので、追い出されながら、草むらを伝いながら長い旅をするんでしょうね。
新たなテリトリーを得るのはほんの一部、自然の摂理とは言え厳しい。

 

葉毟り、しながらいっぱい考えたいことあるのにいつも無心になってしまいます。
残念だが何も考えられない。

そんなもんですよね。
でも、今年のバラは上出来、品種も良い、それだけは確信しました。