イコロの森

工藤敏博の植物日記

2019.2.2日記

C480遺跡


昨日は一日中寒かったですね。
もうすぐ「さっぽろ雪まつり」、いつもその前のこの時期がいちばん寒い。
雪まつりが始まると必ず雪像が泣くほどの暖気が来る。
雪まつりが始まると冬ももうわずかで終わり。地元の人間以外にはわかりにくい感覚でしょうね。

 

またまた自宅ネタですが、隣りのマンション工事がやっと進んできました。
去年の夏までには前の建物はきれいに撤去されたのですが、その後年末まで静かでした。
その間、かなり時間をかけて50cmくらいの表土を全てフルイにかけていたのです。
フルイ(篩)と言ってもユンボでフレコンに土を入れ、それを逆さに吊ってフルって(通して)また戻す。
その作業を延々とやっていました。

 

工事前、業者が挨拶に来て「何も出なかったら予定通りなのだが、もし何かが出たらかなり延び延びになる。それが心配。」と話していました。
「何か」それは、埋蔵文化財です。

 

で、札幌市埋蔵文化財包蔵地分布図を見てみると、自宅も含めてここは「周知の埋蔵文化財包蔵地」(埋蔵文化財が発見された所)になっており、C480遺跡となっている。
その分布図の「周知の埋蔵文化財包蔵地」は北大周辺が中心で、その周辺に飛び飛びあり、自宅のポイントはその南限くらいの場所に当たります。
記載では「続縄文・擦文時代の集落跡」とある。

 

幸いにも何も出なかったようで、現在は基礎のために全面2mくらい掘られている。
そこに(底に)立ちたいと思いますが、「ガードマンに怒られるよ」と家内。
そうでしょうね。