イコロの森

工藤敏博の植物日記

2021.11.5日記

筋肉痛


毎日冬囲いの力業が続いており、多少筋肉痛になっております。
ご同業の方々、特にバラ園関係者は同じようなことと思います。
お疲れ様です。

 

昨日は、否、昨日もいわみざわ公園。
バラも数十株なら一気にやれますが、1,000株単位になればそうもいかない。
各工程を段階を踏んで進めていきます。
丈落としから始まり、葉むしり→結束→支柱立て→支柱結束→コモ巻き。
ものによっては結束してから株倒し。
一昨日、昨日は結束でした。これがある意味力業のメインイベントかもしれません。

 

丈落としをしないオールドローズや原種類、HRgなどの大株ものは、特に力業になります。

 

今回導入した真狩方式。

 

カラビナ+クライミングロープ。
何となくわかりますよね。
ロープを一回ししてカラビナに通し、それを基点に反対方向にがんがん引っ張って締め込み、それを縄で結束。
これがあればどんな大株でも一人でやれますが、2、3人組になってやればより容易に行えます。

 

凍害回避は複雑怪奇ですが、物理的な雪害回避は何とかやり切れる。
昨年の大雪が今年は無いとも言い切れず、しっかり備えたいもです。

 

合間に秋色を堪能します。
それが楽しい。

何だかわかりにくいですが左はハマナシ、右側はHRgのThérèse Bugnet。

 

Thérèse Bugnet、年によってはあまり発色しないで終わることもありますが、今年は深い赤銅色が楽しめました。

 

家に戻って、入り口から見上げたナツヅタ。

グラデーションがいいな〜とパシャリ。
紅葉、札幌は今がピークでしょうか。
ナツヅタは、一昨年だいぶ整理しましたが、またまた屋根まで上り、窓やらレンジフードも覆い始めています。
葉が落ちたらまた整理しなければ。

 

霜が無いのでまだまだバラも見られます。
カナダのFlemingさんのFl、Mary Fleming。
今年も楽しませてもらいました。

 

札幌の冬囲いは最後の最後、まだまだ先になります。
あれこれ剪定もしたいし、新たな植え床も作りたい。
体保つかな〜。


最後になりましたが、イコロの営業は、先日の10月最終日で終了しました。
昨年に続き、何だかコロナでもじもじした一年でしたが、ご来園いただいた全ての皆様に深く感謝申し上げます。
ありがとうございました!

 

そして、シーズン通して変わることなくスマートに(これ重要)励んでくれたスタッフにも感謝です。
最高のスタッフ、これが自分にとっては何よりの宝ものです。
ありがとうございました。