イコロの森

工藤敏博の植物日記

2021.5.15日記

真狩村


緊急事態宣言、どうにも札幌から地方に出向くのははばかられる状況ですが、昨日は岩見沢、一昨日は真狩でした。

 

その真狩、やっとコブシやサクラが満開で、まだまだ雪解け直後の気配が残っていました。
この冬は、デイハウス「香風庵」を利用しているお年寄りの皆さんにとっても、人生でこれだけ雪が多かったのは記憶にないとのことで、雪の量だけでなくそのタイミング、雪質も過去とは違ったようです。

 

当然、「空の庭」の植物もあちこち雪害が見られ、大株に育ったバラも被害甚大でした。

 

見上げるほどに育った大株ですが、一度リセットしようとかなり切り詰めることに。
助っ人の旭川からのAnnaさんと、いつも通り早回しでばんばんと切り進めました。他との接触を全く避けての作業としました。
景色もかなり変わるでしょうが、これはこれで枝の更新が図られて、ある意味見やすくなるかなとも思います。
1日で方を付けようと思っていましたが、無理。もう1日後日出向くことにしました。

 

オーナーのT夫妻は村内唯一の病院「野の花診療所」で毎日診療に当たっていますが、通常でも多忙なところをワクチン接種が加わったのでてんてこ舞いのよう。
圧倒的に高齢者が多いので、非常に気を遣われていることと思います。

 

豊かな農村、早くのどかな日常に戻ってほしいと願いながら帰路につきました。