イコロの森

工藤敏博の植物日記

2018.6.27日記

白老通い


この所、白老の現場に通っています。
ある大きな施設の植栽、樹木や宿根草など。
相変わらずの植え込みロボット、今日の雨は昨日植えたものにとっては良いタイミングでしょうね。
大きめの樹木はほぼ片付けたので、これからは少しは楽になるでしょうか。

まだまだ先は長い。

 

で昨日の朝、高速を走っていて、苫小牧西ICを過ぎた内陸側の法面にオレンジ色が目に入る。
どう見てもエゾスカシユリ。

 

帰り道、後ろの車が空いた隙に一瞬ハザードランプ点滅して停車して撮った画。
本当は違法ですよね、ごめんなさい。

 

苫小牧西ICから白老ICの間、樽前SAの前後の内陸側の法面数ヶ所に群落があります。
場所によってはかなりの個体数があり、本格的なコロニーを作っています。
驚きました。
海岸沿いの原生花園ならいざ知らず、高速道路の法面ですからね。
この時期あまりこの辺を走っていなかったので、全然気がつかなかった。

 

まさか法面緑化で意図的ではないでしょうから、造成した時に切り土した中にあったか、近くの現地土を盛り土した中に紛れていたか…どうなんでしょうね。
夏には草刈りするので、他の植物からも守られて良い案配になっているのでしょうね。
海岸まで1kmほどの場所ですから、いろんな偶然が重なってのことなのか。

いろいろ思いを巡らせ、素晴らしい偶然に一人感銘していました。

 

今年は諸々あり、未だハマナシも見に行けずですが、代わりに良いものを見せてもらいました。
近くにはヨコスト湿原があるので、今度帰りにでも寄ってみようかと。
疲れ切った体には何よりのカンフル剤になります。