掘り取り苗の株分け、ポッティング等が進んでおります。
ほんとにちょっとずつですが、温室も管理が済んだ苗が並び始めて、
エンジンももうすぐかかります。
ポッティングした苗は、来シーズン、店頭にも並びますので、ご紹介します。
■Eupatorium purpureum ‘Atropurpureum’ エウパトリウム プルプレウム ‘アトロプルプレウム’
イコロのボーダーで夏以降、存在感抜群の大型宿根草です。

何と言っても背が高いので、花壇の後ろの方に植えると、季節限定の背景にもなります。
背が高い割には倒れにくいのもイコロでは助かっています。
茎に規則正しくぐるりと付く葉も、陽の光を照らしたり透かしたりして、秋まで美しいです。

ボーダーの引きの絵でも目立ってます。
これがあるのとないのとでは、ボーダーの景色もずいぶん違いますよねぇ。

セダムやカンナ、コスモスなどと。 @サビルガーデン 2006/08

エキナケア、ヘリアンツス、カンナ、サルビアと。 @サビルガーデン 2006/08
耐寒性ないものなどもひと手間かけてこのように加えると、ちょっとトロピカルな感じを楽しめます。
では、2014イコロの森ナーサリーでお買い求めください。
今日は温室で球根の整理をしました。
販売用にとスタッフが植え込んでくれたポットも、
ディスプレー用にテラコッタ鉢に植え込んだやつも、
軒並み、ねずみに食い散らかされています。特にチューリップは相当うまいらしいです。
殺鼠剤は一晩で空っぽになり、何回か置いてみましたがいつも翌朝には空。
ほんと、どんだけいるんだって感じで、フィーディングしてるみたいになっちゃうので、
ずいぶん前にあきらめて、今日はチキンワイヤーでぐるぐる巻きにしてみました。
ちいさなすき間が見つかりませんように。
庭に植え込んだ大量のチューリップも心配ではありますが、数日前までは、大丈夫そうでした!
さて、チューリップと言えば、今年はイコロでは今までなかった、品種モノのかわいいやつも結構
庭に植えてみました。やはり、華やかな彩りは、春の花壇を明るくしますから。
原種だけにこだわらず、入れてみましたよ。お楽しみに!
ちなみに、僕がいちばん好きなチューリップ。イコロらしい原種系です。
ナチュラルガーデンあたりにぴったりだなぁ、と思い、入手を試みるも、2年つづけて見つけられませんでした。
来年は見つかるといいな。

↑ Tulipa sprengeri @ Savill Garden, 2005/05
イコロの森もいよいよ雪に覆われて、われわれも冬籠り本格スタートな感じになりました。
12月も半ばだというのに、去年と比べてずいぶん片付いていない温室を見ると焦りますが、
それでも冬は長いので、イケるでしょう。
温室の屋根にはすでに雪が乗っかっていて、中は薄暗いですが、今日は天気も良く、
気温も上がっていますので、ぼたぼたと融けています。
一番温かいところに、土や道具、もろもろを移動して、静かに作業開始。
とりあえず、実家に帰省した時に買った、寒さに弱い宿根草・花木をテラコッタ鉢に
植え込みました。今後は管理棟で養生し、来シーズンにはイコロハウス周りなどで
活躍できればと思っています。

↑グレイトディクスターのポットディスプレイ! 2005年10月
そして、ずいぶん放置されていた掘り取り苗の株分け・ポッティングも始めました。
誰も気が付かないので自分で言いますが、実は数ヶ月前から姿勢を良くするために、
整体に通っております。「その猫背がなかなかよいね」と言ってくれるレアな人もいましたが、
姿勢が悪いのは、やっぱなんかいやなんで。
すこしずつマシになってるということか、吸う空気もおいしい今日この頃です。
ポッティング作業は、背中も首も腕も全部前かがみですので、
改善しつつある姿勢が元に戻らないように気をつけるのが、この冬の大きな課題です。
ちなみに、イギリスではディクスターでもウィンザーでも、ポッティングはテーブルで行いましたので、
立ったまま作業をしておりました。
自分にはこっちの方がいいような気がしますが、用土をテーブルに乗っける作業もなかなか骨が折れます。
残りの球根をすべて植え終えて、
アガパンツスやフクシアなどへのマルチングも終了しました。
事務所の引越(イコロハウスから管理棟へ)も一応終わって、
細かい作業はもろもろあるとしても、次はナーサリーの冬準備です。
イコロはまだ大きな雪もなく、ほんとうにありがたいです。
晴れた冬の朝のガーデンは最高ですから。


アロニア

ボーダー