今日からルートファイル作成復活します。
Roots File 21. Nepeta subsessilis ‘Pink Dreams’ ネペタ スブセッシリス ‘ピンク・ドリームス’
やや大きめにこんもり茂るネペタ スブセッシリス(ミソガワソウ)のピンク花の品種。
Roots File 22. Origanum vulgare オレガノ
しっかりと根が張り、グラウンドカバーに最適です。茎を伸ばし花を咲かせますので、あまり歩いたりしないところで使った方がいいかもしれないです。花を気にしなければ、踏んでも大丈夫と思いますが。丈夫で育てやすく、香りもよく、花もよいので芝生ほど手はかけられないけど、なにか緑で整備したい、という場所にはこの一種類だけでも修景効果が高く、上手に使いたいです。
↑イコロの森のオレガノの花壇。アリウムのシードヘッドと。
Roots File 23. Paeonia ‘Buckeye Belle’ パエオニア ‘バックアイ・ベル’
Roots File 24. Paeonia lactiflora ‘Jan van Leeuwen’ シャクヤク ‘ヤン・ファン・レーヴェン’
太い根から、細くてきれいな根が出ています。土と一緒にほぐれやすいので、あまりいじらないほうがいいかもしれないですね。大変フレッシュですので、株分けや移植はこの根が伸びる前の秋に行うのが良さそうです。北海道であれば9月くらいですかね。くさもみじも美しいです。
Roots File 25. Penstemon digitalis ‘Dark Towers’ ペンステモン ディギタリス ‘ダーク・タワーズ’
ピンク花の人気種。冬もこのように地面に張りつくように葉が残るので、それらは刈り取らないようにしています。このような葉は、秋以降遮るものがなくなってから地表に届く光と、冬期間でもわずかな地温を利用して効率的に光合成をおこなっています。北海道でも、積雪の直前までと雪解け直後から活動できると思うので、ほんの少しでも植物の成長を助けるという点では意味があると思いますよ。草姿が美しく支柱なども必要ないので、花壇に使いやすいです。赤みがかった葉も、花後の結実も観賞価値が高く、長期間楽しめる種類として重宝しております。
明日から、イコロの森の間伐を手伝ってくれるヤマサングレイト。元ばんえい競馬の馬だそうで、テレビ出演もしたことがあるようです。ガーデン周りやウッドランドガーデンなどの伐採木の搬出をしてくれることになっております。イコロ以外の場所にも遠征するそうですよ。
あいさつ代わりに色々差し出してみたが、全然食べてくれず、警戒されているようです。ガーデン整備に一役買ってくれるやまさんのために、なにか美味しいものを準備したいと思っております。
馬搬は、重機を使わず木材を搬出できる、環境にやさしい方法です。また、重機を使うとなると作業通路確保のために本来切らなくても良い木を切る、ということもなく、雪が積もっていれば林床も傷つけずに済みます。その分、馬が一生懸命白い息を吐きながら木を運んでいる姿をみると、美味い物を食べさせないと、と思うわけです。よろしくお願いします。やまさん。個人的には大学時代の競馬好きの先輩「やまさん」を思い出しました。
Roots File 26. Penstemon hirstus ペンステモン ヒルスツス
昨日のペンステモン ディギタリスに比べると少し根が繊細な印象を受けました。あんまり土を落とすと根もボロボロ落ちちゃうので、株分けの際は土を落としすぎないように、大きく掘り取り、おおまかに分けるのが良いでしょう。持ち上げたり、植え込んだりする作業時もやさしく持ち運びたいですね。
Roots File. 27 Persicaria amplexicaulis ペルシカリア アンプレクシカウリス
イコロには、園芸種‘アルバ’、‘ブラック・フォールド’、‘ファイアテイル’などがあります。どれも夏から秋に向けてガーデンには欠かせない宿根草ですね。場面に応じて花色を選び使い分けますが、どれもグラスやシンフィオトリクム、エウパトリウムなどなど、シーズン後半に見ごろを迎える物と当然相性がよいです。太い根茎が地際を這い、芽がにょきっと出てますね。根茎から細根も一杯でていて、結構長い。そして根茎はワイヤーのように細いが丈夫です。しかし、こうやって土を落として根と地上部を観察していると、植栽年数がたった宿根草の株がドーナツ状になっていくのがよくわかります。
Roots File 28. Persicaria bistorta ‘Superba’ ペルシカリア ビストルタ ‘スペルバ’
ペルシカリア アンプレクシカウリスに比べて根茎があまり目立ちません。
花色はピンクで、花期は初夏から夏。イコロではこれが終わるとアンプレクシカウリスが咲き始める感じです。
Roots File 29. Persicaria microcephala ‘Red Dragon’ ペルシカリア ミクロケファラ ‘レッド・ドラゴン
赤い葉が美しい種類ですが、根茎も赤いですね。葉よりもむしろこっちの方がレッドドラゴン的な感じがしますね。このように何本も同時に伸ばしていくので、管理に注意しないとどんどん増えてしまいますね。コンテナなんかで楽しむのは安心ですね。カラーリーフがきれいなので、寄せ植えなどで。
Roots File 30. Phlox maculata ‘Natascha’ フロクス マクラタ ‘ナターシャ’
植えておけば丈夫で何年もきれいに花を咲かせますが、根は柔らかく、ボロボロ落ちていきますので、株分け、移植時には土ごと掘り取り、丁寧に扱いたいです。
開花の様子はコレ↑
ピンクの白の花弁は近くで見ると派手ですが、意外と風景になじみ、やさしい雰囲気になります。開花期はイコロでは7月後半くらいとなっております。
Roots File 31. Phlox paniculata フロクス パニクラタ(クサキョウチクトウ)
8月頃に花を咲かせるフロクス。たくさん園芸種があります。イコロにも白、赤、ピンク、青紫など多種取り揃えております。
Roots File 32. Physostegia virginiana ‘Alba’ フィソステギア ウィルギニアナ ‘アルバ’(カクトラノオ)
開花した茎の周りに新しい芽が。分解すると↓↓↓
新芽の方にはきれいな根がいっぱい。古い方は茶色い根。
庭に植えれば地下茎はもっと自由に伸びて、範囲は広がっていきますよ。
Roots File 32. Platysodon grandiflorus(キキョウ)
昨年開花した茎のところはぽこっとくぼみが出来ていて藤壺のようですが、そのすぐ隣とかから新芽がたくさん出そうです。株分けするなら芽と根の位置を見極めながら刃物で切る感じだと思います。この感じだと庭に植えている株は、相当年数たっていなければ必要ないかもしれないですね。
Roots File. 33 Sanguisorba obtusa サングィソルバ オブツサ(ナンブトウウチソウ)
根茎を伸ばして広がっているパターンでした。太い根茎は木質化していてすでに腐食も進んでいるようでした。
Roots File. 34 Sanguisorba ‘Pink Brushes’ サングィソルバ ‘ピンク・ブラッシーズ’
こちらは根茎が短くわりと密集していました。
サングィソルバの根は割と地中深くまで伸び、やや堅めなので、ちょっと力を加えるとぽきぽき折れる印象です。掘り上げたり、移植したりするときは意識的にやや深めに掘り取るのが良いと思います。
Roots File. 35 Sidalcea ‘Mr. Lindbergh’ シダルケア ‘ミスター・リンドバーグ’
地際には小さな葉っぱがいっぱいついてます。根は、焼きそばのような感じ?かな。質感は少しソフトで、株分けはやりやすいです。フォークで裂くパターンでやりたいですね。このサイズなら、ハンドフォークが便利です。