PLANT OF THE DAY 34
Allium ‘Globemaster’ アリウム ‘グローブマスター’
久しぶりに良い天気の週末となりました。ガーデンでは各所でアリウムが花を咲かせたり咲かせようとしています。チャイブ(@ドライガーデン)やギョウジャニンニク(@ナチュラルガーデン)もアリウム属。ホワイトガーデンではA. ‘Mount Everest’(アリウム ‘マウント・エベレスト)もきれいに咲いております。
ガーデン入園すぐのところにある花壇では、アリウム ‘グローブマスター’が開花しました。一年たって、球根も分球したようで、一か所から2芽づつ出ており、去年よりもにぎやかです。アリウム属でも、チャイブなどは花と葉が同時に楽しめますが、これらは花が咲くころには葉はほぼ枯れて無くなっています。ですから、本来球根を肥やしたいなら葉が広がり始めたころに行うのがいいのだと思います。今年は掘り上げて、球根をまた少しバラつかせるのもよいかもな、と思っております。‘グローブマスター’はとにかく開花期間が長いという印象。ほんの少し前に開花したと思ったポット植えのA. ‘Purple Sensation’(アリウム ‘パープル・センセーション’)はもう花は終わりな感じです。色々と越冬の条件も違いましたが、グローブマスターの方がお勧めですかね。今年の秋にまた、球根で販売できると思います。その際は、お知らせいたします。おたのしみに。
【お知らせ】
明日はマルヤマクラスで、ベランダガーデン・スモールガーデンの講習会。テーマは「カラーリーフ」です。まだ少し席に余裕がありますので、お時間ある方は、ぜひお立ち寄りください。詳細はこちらです⇒http://www.ikor-no-mori.com/category/ベランダガーデン
イコロの森にはドライガーデンと呼ばれるエリアがあります。
樽前山の影響か、園内の土壌は火山礫が多くまじっていて、水はけはよいですが、腐植は少なく痩せた土地です。周囲は林で、たくさん生き物がいるのですが、掘ってみると礫がたくさん出てきます。土壌の変化というのは数十年程度でどうこうなるもんではないんだなということを感じます。それはさておき、そんなところで、土壌改良を行わずに宿根草花壇を実践しているのがこのドライガーデン。イコロの森ではよく、「環境にあった植物選びを。」と言っていますが、まさにこのエリアはその端的な例と言えます。
乾燥に耐え、寒さに強い、手間いらずの宿根草が並びますが、いま見頃を迎えています。
ガーデンツアーの時もよく話すのですが、イコロの森は林の緑が背景となり、花も引き立つなーと思います。
ホワイトガーデンのバラ ’ポールファーナン’も開花を始め、そろそろ見頃を迎えそうです。いよいよシーズン本番です。
PLANT OF THE DAY 35
Nectaroscordum siculum ssp. bulgaricum ネクタロスコルドゥム・シクルム・ブルガリクム
ドライガーデンにもあり、ここ数日で開花しました。ネクタロスコルドゥム。英語の俗名ではブルガリアン・ハニー・ガーリックと呼ばれることもあり、アリウム属と同様、ネギの匂いがします。結構強めです。でもご覧の通り可愛らしく、花序はアリウムの密度の薄いバージョンのようでもあり、一つ一つの花だけを見るとフリチラリアのようでもあります。なんといっても、このスモーキーな雰囲気の花色がよいですね。秋に球根で流通しておりまして、花苗ではあまり見かけません。球根は植えっぱなしで毎年このように咲きます。イコロでは増えもしないが、減りもしません。この秋、ぜひ購入してみてください。(写真:イコロの森 ドライガーデン/2017.06.27)
暑い日が続いていますね。真夏ですね。
イコロの森のバラもいよいよ本番を迎えます。おたのしみに!
来週の日曜日は「にわのあさ市」やります!ぜひ足をお運びください。
【お詫びとお知らせ】
今日は、豊平公園での講習でした。
その前に寄った食事処に、携帯電話を忘れてきてしまいました。
しばらく携帯電話に出られませんので、ご用のある方は恐れ入りますが、イコロの森までお電話ください。
申し訳ございません。
イコロの森 0144-52-1562
その食事処に「そちらに携帯のわすれものありませんでしたか?」と電話で聞いたら、
「お弁当の御注文ですね!少々お待ちください!」と爽やかに言われました。
自分の活絶の悪さもここまで来たか、と思いました。
暑い日がずっと続くと思っていたら、「にわのあさ市」開催の昨日から雨。
今日もイコロは時折猛烈な雨に襲われ、雷が鳴ったり、晴れたと思ったらまた雷雨、のような感じです。
気温が上がって、雨も少なかったので、3連休は本当にシーズンで一番華やかな週末になるぞ、と思ったのに、残念です。
この不運もスズタケ開花によって暗示されていたのだろうかと、何かあれば、なんでもかんでも結びつける最近です。
こういう思考が、都市伝説的なものにつながっていくんでしょう。
ということで、3連休の初日の土曜日の写真をアップします。
アリウム ‘グローブマスター’は急に気温が上がったからか、昨年より少し開花期間が短く感じましたが、それでもやはり長い期間たのしませてくれました。花が終わった後の様子もいいですね。オレガノの花が上がってきて、よいコンビネーションとなっております。
そしてローズガーデンは満開。これを見てもらいたかったのに、昨日と今日の雨は少し残念です。ガーデン巡りは少しでも「見ごろ」と言われるシーズンにしたいですよね。だから皆さん、「お花どうですか?」とお問い合わせしてくるんだと思います。思えば、自分もイギリスにいたときは、「この時期はここの庭のバラがいいらしい」、とか「この時期になったら、ここのキングサリを見に行かないといかん」など、情報を集めては走っておりました。だから、一番いい時期、を逃さず容易に見られる今の仕事は役得だなと思うわけです。一方で、一年間ずーっと働いていると、そうじゃない時期や時間の素晴らしさにも気付くことが出来るわけで。そっちの方がなんか価値があるように感じてしまうこともあるけど、今の自分にとってのイコロのような存在の、ずっと見ていられる庭は結局一年中、どの瞬間も好きだなーと思えるようになってきてしまいます。イギリスにいたときはサビルガーデンがそうでした。いろんな名園の一番良い頃を狙って行っていたけれど、です。だから、その良さを一人でも多くの人に知ってもらいたいな、と自分勝手に思うわけです。
まー、でもこの週末は雨ではありましたが、バラは満開。宿根草もきれいに咲いております。そして、「雨のイコロも良い」とかわらず言っております。今日のはそれでもちょっと強すぎる雨でしょうか。
にわのあさ市、次回は8月6日(日曜日)です!
朝ごはん当番も決定しておりますよ。おたのしみに!
今週はイコロに長くいられそうです。設計業務がたまっておりますので、良い天気なのに、事務所に引きこもっております。それでも、普段よりしっかり庭を見れて、いいなと思ったり、ここをこうしたいと思ったり、色々考えられるのでリフレッシュになります。こういう時間があると、まだまだ、イコロも自分も進化させたいと、前向きに思えますね。頑張ろう。
夏も真っ盛りでして、ガーデンでは大型の宿根草やグラス類がぐんぐん伸びています。去年植えたボーダーが今年はどうなるか楽しみです。
PLANT OF THE DAY 36
Echinops ritro エキノプス・リトロ
そんなボーダーから、エキノプス。札幌のお客さんの庭ではすでに一回花が終わって、次の花が上がってきてましたが、イコロではシーズン一発目の花。まだ花も開いてはいませんので緑色の状態です。花が開くと、メタリックなブルーグレーに変わります。奥には支柱がないと倒れてしまうヘリアントイデス ‘サマー・ナイツ’が。基本的に、支柱をあまりしないイコロで、どうなるか、ちょっと見てみようって思っています。もっと別の組み合わせも見てみたいので、試せる場所があればなー。
もう一週間以上前のことですが、夕焼けがすごくて、ガーデンがいつもと違う色に。
あしたはマルヤマクラスで「虫のホテルづくり」のワークショップやります!
詳細はこちらで。
それからそれから、今週末は「にわのあさ市」ですよ。
今週は雨はなさそうです。ご来園お待ちしてます!