2017年が始まりました。あけましておめでとうございます。
今年の年越しも、また飲んだくれて、元日はぐったりしておりました。今日からまた頑張っております。皆様、今年もどうぞよろしくお願いします。
さて、読書は決して嫌いではないのですが、十分に時間と気持ちに余裕がある時でないとなかなか本に手が伸びず、ついついテレビとかパソコンに向かってしまう性質であります。旅行の時は、移動や待ち時間があるので、その時は何か読みたくなるものです。先日の帰省の際も、実家の本棚をごそごそやって、昔読んだ本を一つだけリュックに入れて帰ってきました。思いのほか、帰るのに時間がかかったので、暇つぶしにはちょうど良かったです。映画もテレビも、本も、楽しんでいるときはかなり集中しているんですが、一旦その世界から離れると、ストーリーや内容を一切忘れてしまうことが多いので、結構新鮮に楽しめます。今年の冬はイギリスには行けなさそうだけど、これを読んで、気分に浸って飛行機に乗りました。
ガーデナーのみなさんには有名な作家の旅行記コレクション。たぶん100年前くらいのイギリスなんだと思いますが、今と同じ様子だったり、全然町の印象が違ったりして、かなりおもしろいです。最近はやりのイーストエンドはこのころにはかなりダークな町だったよう。確かに最近まで、ちょっと治安悪いとか言ってましたもんね。今じゃあ最先端のイケてるスポットって感じですけどね。ノッティングヒル界隈もこのころはまだあまり良い町ではなかったようですよ。
同じヨーロッパからの旅行者でも、ロンドンは特別っぽいです。そんな旅行記。外国人旅行者目線、ガーデナー目線のイギリスが書かれているので、共感出来ることも多いです。ガーデンやイギリスが好きなひとにはおもしろいと思い、珍しく本の紹介をしましたが、自分が読んでいる本の紹介をするというのは、なかなか照れますね。
PLANT OF THE DAY 14
Phlox divaricata ‘Clouds of Perfume’ フロクス ディワリカタ ‘クラウズ・オブ・パフューム’
写真の一番手前の青い花がそれです。晩春(イコロでは5月末から6月初旬くらい)に見ごろを迎えます。ユリ咲きのチューリップとちょうどいい感じですね。種名のディワリカタは、広がって成長する、という意味を持ちます。その通り、マット状に成長するので、グラウンドカバーには良いでしょう。品種名の‘クラウズ・オブ・パフューム’からは香りが立ちこめる印象が伝わりますね。花もたくさん咲きます。まだまだガーデンが静かな時に開花するので大変ありがたくもあります。今年はボーダーから掘り取ったので、少し安めに設定出来そうですよ。ぜひ、この機会に植えてみてください。白花品種の‘ホワイト・パフューム’もあります。(写真:イコロの森 ボーダー/2014.06.01)
毎日、温室でボーダーの掘り取り苗の株分けをしています。当然ですが、種類によっていろんな形状の根があります。香りがするものもあります。それぞれ見比べているのは楽しいものですが、のんびり観賞している場合でもないので、こころの中で「へぇ」と思いながら、忘れないように覚えておこう、と思いながら黙々とやっております。
ちなみに、ボーダーからの掘り取り苗を株分けしたものは、ポット苗として今シーズン店頭に並びますよ。今のところ、大収穫となっておりますので、価格も少し安めに設定できそうですし、種類によっては100~300単位で出荷できるものもあります。ラインナップをお知らせできるのはもう少し後になりそうですが、ぜひともおたのしみにしていただきたいと思っています。引き続き、頑張ります。
PLANT OF THE DAY 15
Phlox ‘Miss Jill’ フロックス ‘ミス・ジル’
あ、またフロックスになってしまった。まあいいや。
フロックスには女性の名前らしき品種名のものが結構ありますが、これもそうですね。品種名の由来となったジルさんはどんな女性なんでしょうかね。皆さん勝手に色々想像してみてください。前回紹介したフロックス ディワリカタは春の終わりごろに開花しますが、こちらは真夏、背を高くして開花します。だいたい120-150㎝くらいでしょうか。イコロではオータムボーダーからヒバの生垣に沿ってナチュラルガーデン側に曲がったところにあり、やや日かげではありますがしっとり咲いております。ミス・ジルです。(写真:イコロの森/2013.08.09)
昨日は雪ではなく雨が降りました。寒さも一瞬ですが、ほんの少し緩みましたね。
しかし、温室の屋根の雪はあまり解けず、相変わらず暗い。ですが、室温は安定しております。
冬籠りの状況も毎年安定のルーティンになってまいりました。
PLANT OF THE DAY 16
Molonia caerulea モリニア カエルレア
写真後ろの左側のグラス。アーチ状に広がる葉はかなりこんもり茂り、グラウンドカバーになります。一方、すらりと伸びた穂は、いわゆる「ふわふわ」とか’ブラシのような’感じでなく、主張しすぎず、風に揺れます。穂は背が高くなり、150-180㎝くらいでしょうか?このように花壇後方にあっても当然良いですが、あえて前の方に植えてリズムをつくるのもよいですね。園路近くに植えると、例の穂が歩いている人の顔の辺りにゆらゆらと近づいてきます。邪魔だと言われればそれまでですが、そんな風にあえて体に触れるように植物を配するのも良いのでは?(と、ファーガス先生が言ってましたね。)イコロハウスの角にもあって、よく来園された方に「これなあに?」と聞かれます。大株になったら株分けできますが、かなりパワーが必要かもしれません。のこぎりを使うくらい。ただし、邪魔にならない限り株分けしなくても大丈夫でしょう。無駄に増えたりしないので、メンテナンスフリーで長く楽しめます。(写真:イコロの森 ボーダー/2016.08.10)
お年玉つき年賀はがき、3等が1枚、当たっておりました。ありがとうございます。
昨日は3人で旭川へ行ってきましたよ。 上川地方のガーデナーのみなさんの勉強会に参加してきました。今回はお招きいただいて、3人でイコロの話や、いままで経験してきたことなどをお話しさせていただきましたが、こういう機会をつくって前進している皆さんを尊敬しました。大変貴重な時間でした。ありがとうございました。
しかし、昨日の朝の寒さはすごかったっすね。 自分のマンションの駐車場では、ようやく日が登ろうとしている感じで、空がすごいきれいでした。旭川までの朝のドライブも最高でしたよ。寒さと天気の良さで、どこもかしこも絶景でした。たまに外出するときにこんな天気で、いいもん見せてもらいました。
週末から外出がつづいてて、今日は久々に温室での作業でしたが、我々の温室はやはり寒いですね。体冷えたー。
PLANT OF THE DAY 17 Astilbe ‘Diamant’ アスティルベ ‘ディアマント’
写真下半分に写っている白い花がアスティルベ ‘ディアマント’です。アスティルベは草丈が30センチくらいから120センチくらいのものまで種類があります。また花のつき方も、みっちりつくものから、控えめでさらりとしたものまで、様々です。花色もピンクや赤の様々なトーンの色と白花があります。ディアマントは中くらいの草丈で、花は割とたくさん、みっちり咲きますが、花穂は上に向かってシュッとしていてかっこいいです。日かげでこの白い花が咲いていると、はっとするくらい美しいです。大変育てやすいです。(写真:イコロの森 ホワイトガーデン/2013.07.19)
昨日は、とある建設会社の「安全祈願祭」というのに出席してきました。建物周りの植栽や造園工事をやらせていただいている関係で、工事などの時に事故やけががないよう、お祈りします。初めて出席することができました。勝手がわからず、あたふたしたり、前の方で行われている一部始終を首を伸ばしながら興味津津で見てきました。
僕たちはイコロの森以外でも、一般の住宅や公共の施設、店舗などの植栽工事をやらせていただいていますが、ホームとは違う場所での作業、特に重機やトラックなどを使う場合は色々と配慮が必要です。これまで大きなけがをしたことも、させてしまったこともないですが、気を引き締めて、今年も頑張りましょう。
ちなみにイコロの森で、今までで最もテンパッたのは、やはり蜂ですかね~。今年も気をつけましょう。
PLANT OF THE DAY 18
Hosta ‘Bridegroom’ ホスタ ‘ブライドグルーム’
わりと小さいホスタです。葉がツイストして、先端がツンとがって空に向かって立っているのが特徴。いつも新しく苗を注文するとき、リストにある名前をGoogle画像検索して、まず見た目を確認→耐寒性を確認→詳細確認、って感じで良さそうなものを候補に挙げていくのですが、画像検索をしたときに、なんかかっこいいなと思って入荷したものです。それなのに、現場でもガーデンでも使ったことなかったなーと反省。今年はボーダーの、ちょっと日かげの緑の葉のコンビネーションがきれいに出来上がっているエリアに追加してみようかなと思います。他のホスタ同様、半日陰か日かげの方が葉はきれいでしょう。土はやや湿っていても良いですが、水はけは良い方がいいでしょう。根は強く張り、法面などにも利用できそうです。
ブライドグルームというのは花婿の意味らしいですよ。なんでこのホスタにこの名が付けられたかは不明ですが、結婚式のアレンジや、花婿の胸に付けるあれとかにも使えますね。(写真:イコロの森 ナーサリー/2016.06.15)