少し休憩していた巡業を数日前より再開しております。
巡業第二弾は札幌から始まり、昨日は千歳、今日は苫小牧、明日明後日は登別伊達、といった具合です。設計施工させていただいた庭をこうして見させていただくというのはありがたい限りです。
一昨日の夜、珍しく肉を食わなかったのですが、やはり翌日のパフォーマンスに影響が出ましたので、昨日はがっつり肉を食いました。やや疲れはありますが、乗り切りました。やっぱこういう時期はちゃんと食わないとだめですね。
PLANT OF THE DAY 4
ギョウジャニンニク Allium victorialis subsp. platyphyllum
別名アイヌネギ。アイヌの言葉ではキトというそうです。北海道のみなさんにはおなじみの山菜です。ニンニクに似た、割と強い香りがしますが、それもそのはず、学名のアリウム属はニンニクと同属です。晩春から夏にかけてたくさんアリウム属の花がいろんなガーデンで見られますが、同属の植物です。当然、ギョウジャニンニクの花も観賞価値が高いです。北海道ネイティブのアリウムと思うと違った魅力を感じます。(写真:イコロの森 ナチュラルガーデン/2016.06.08)
今日は札幌での展示会の後、冬囲い巡業最後の現場へ。
随分冷えていましたね。数週間前に積もった雪も、その時は20-30センチくらいだったそうで、それを思えば随分解けていましたが、気温が上がった日もあった割には花壇には凍った雪がまだ残っておりました。雪の下から宿根草をかきだしての刈り込み。花壇の掃除までなんとか終わらせることは出来ました。来春の掃除は少し気合いが必要かな。
今日は雪が降る(すでに降っている)場所も多いようです。苫小牧はまだその感じはありませんが、庭の冬支度もそろそろ急がないといけないかもしれないですね。イコロはまだまだ、刈り込みも途中。バラの囲いや掘り上げたいもの、掃除、とやることいっぱいあります。今日で巡業は終わりですので、次はこっちに取り掛かります。
PLANT OF THE DAY 5
アスティルボイデス タブラリス Astilboides tabularis
2015年の春に輸入しました。もともと小さな苗だったのできめ細やかな管理がなかなか出来ない弊社ではポットで成績が悪く、わずかな在庫を思い切って、新デザインのフォリエッジ・ガーデンに植栽しました。そしたら、葉っぱが見事に大きく開いて、一安心。存在感のある葉がとにかく自分は好きなようです。こちらは、切れ込みが浅くて、少し厚みも感じるようなマットな質感でもあり、日かげの庭のよいアクセントになりますね。イコロの森では開花はまだ見られていませんが、この葉がどこまで成長して本領を発揮できるのか、期待しています。うまくいけば数年後にまた売り場に並ぶこともあるでしょう。
昨日はボーダーの掘り取り作業が終わりました。今月の前半は急に雪が降って予定を変更したり、最近は気温もぐんと下がっていたので、急がないとと思っていましたが、ここまではなんとか順調に来ましたよ。あとはブロワーで落ち葉などの掃除とバラの囲いさえ出来れば、最低限の冬支度が完了です。今日もすごくよい天気で作業日よりですが、一旦札幌での諸々の打ち合わせに出かけます。数日、体を使ったのでちょうどよいかな。
刈り取りが完了。
ローズヒップも光ってます。
PLANT OF THE DAY 6
エウフォルビア アミグダロイデス ‘プルプレア’ Euphorbia amygdaloides ‘Purpurea’
ユーフォルビアは実に多くの種類が存在します。こちらは常緑種で今残っている茎に来年花が咲きます。北海道のような寒さや雪が厳しい場所では、本来の魅力を発揮させるのは難しいですかね?今までもボーダーにありましたが、毎年かろうじて数本の茎が越冬している感じで、なんとか一房花をつければよいなという程度です。でもカラーリーフが大変美しいので、それだけでも植えておきたいと思います。今年は輸入もしたので、思い切って新しいボーダーにもたくさん入れてみました。今朝は霜もおりてすごいきれいでした。茎が折れないように工夫すれば、もっと花はたくさん咲くのかな。皆さんもぜひトライしてみてください。(写真:イコロの森 ボーダー/2016.11.28)
天気の良い日が続いているので、作業も順調です。昨日と今日は花壇や芝生の落ち葉やゴミの掃除をしています。イコロの森は林に囲まれているので、落ち葉の量はなかなかのものです。なんとか有効に利用したいのですが、前回は放ってしまい、気が付いたら雑草だらけになっていました。こういうことをちゃんとやれる人間になりたい。
PLANT OF THE DAY 7
Geranium sanguineum ‘Album’ ゲラニウム サングィネウム ‘アルブム’
写真の白い花。背丈は低く、地面を覆うように成長しますが、茎が伸びすぎてあちゃー、ッと言う感じでもなく、きれいに収まっているのがいいです。花色の白も純白というか、すんだ白?というか、まあとにかくきれいです。ちなみに写真の黄色の花はアルケミラ モリス(Alchemilla mollis)。両方とも大変信頼度の高い宿根草ですが、白と黄色、きれいですね。(写真:新冠温泉レ・コードの湯/2016.06.27)
今日はブロワーの続きと、ガーデン全体をぐるっと回ってこれまでの作業で刈り取り忘れ、掘り取り忘れ、ちょっと気になったところの整理、などをしました。シーズン中はなかなかゆっくり庭を見ることが出来ませんが、中に入り込んで作業をしながらだと、地上部がほとんどないこの季節でも、やりたいことが山のように出てきます。「よいガーデナーになるには、まずよく観察すること。」ファーガスが良く言っていました。少しでも時間を作って、来年こそは実行したいです。
PLANT OF THE DAY 8
Eurybia divaricata エウリビア ディワリカタ
写真の下の方に写っている白い花。別名ホワイトウッドアスター。Aster divaricatus(アスターディワリカツス)としても流通しています。半日陰や日陰でもきれいに咲くアスターとして、イコロでも大活躍です。派手すぎない雰囲気がいいんですよ。花の直径は大体1.5㎝から2㎝くらいでしょうか?花つきは大概よく、強健。簡単に育てられます。イコロのボーダーではこぼれダネで少し広がっていたので、その辺は注意が必要です。今年の掘り取りエリアにもあり、マット状に広がった根をザクザク切りとりマット状にしてはがすような感覚で掘り取りました。根をほぐすのはこれからですが、株分けの場合は、そのマット状に切りとった根を適当なサイズに切り分けて移植する感じになると思います。ということで、来年のナーサリーにも必ず並びますんでおたのしみに!(写真:イコロの森 オータムボーダー/2012.09.16)