ようは、鉢植えをならべて愛でるということで、日本では昔から楽しまれてきた園芸文化の一つです。
土地が広大すぎる北海道ではなかなか目にする機会も少ないですが、
玄関のまわりから、道路にはみ出すまで、所狭しと鉢モノをならべまくるというのは、
密集した住宅地などではありふれた光景でした。
そんなせいかどことなく古臭いイメージもあり、本当に管理してんのかってくらいパンパンだったり、
魚屋さんの発泡スチロールがめだっちゃってかっこよくないなーなんて思っていましたが、
数年前の「ブラタモリ」を見て、これが日本の園芸の一端であり、
やりようではクールかも、と思うようになりました。
そして、さらにその思いに拍車をかけたのはやはりディクスターでの修業です。
Great Dixterでは、ディクスターハウスのエントランスや、
クリストファー・ロイドの愛犬をペイヴィングされたウォールガーデンのパティオなどで、
パンチの効いたポットディスプレイを見ることができます。
庭植えでは楽しむことのできない植物やその組み合わせを季節限定で気軽に楽しむことができるのが、
ポットディスプレイの醍醐味であります。
雪に閉ざされる、極寒の北海道でも、鉢植えでしか楽しめない(戸外で越冬出来ない)植物もたくさん出回って
いますから、ぜひ挑戦してみてください。
とはいえ、毎年、重い鉢をいくつも移動しなくちゃいけないのは、難儀ですね。
見ごろを終えた鉢を置く場所、冬の養生、体力に自信、いろいろ考慮したサイズでお楽しみください。
グレイトディクスター ディクスターハウス前 2005.10.08
グレイトディクスター ウォールガーデン 2005.10.08
寄せ植えとは、また一味違いますね。
グレイトディクスター ウォールガーデン 2006.06.25
冬にはこのように球根を仕込んだポットが、裏でスタンバイ中であります。 @グレイトディクスター 2013/02/16
今のうちに球根仕込んでおくとよいですね。イコロハウスで絶賛販売中ですので。
イコロハウス前でも小さく楽しんでいます。
しかし、イギリスの夏の情報も写真もぼちぼちアップデートしたいもんです。
今、ガーデンで最もアツいコーナーはここだと思います。
アスター ドゥモスス Aster dumosus
スキゾスティリス コッキネア Schizostylis coccinea
ルエリア フミリス Ruellia humillis
ルエリアの葉がほんとにカッコよく黄色くなってます。単に黄色とは言いたくない感じですね。
そろそろ木々の紅葉も始りつつありますが、全体としてはまだ緑。
この季節には花壇の草花も葉の色を変えるものも多いです。このルエリアも
夏は緑色ですが、秋にはこんなきれいに変わります。
ちなみに夏はこんな感じ。
ペチュニアみたいな花が咲きます。目立ってないけど。@イコロの森 ボーダー 2014.08.14
それから、モナルダも種子がきれいに残ってこんな感じになってます。
ちょっとブログ空いてしまいましたが、今日のこれで200回目の投稿でした。
300回にむかってまた精進します。
さて、ボスが新聞ででっかく取り上げられて以来、たくさんの方にご来園頂いています。
初めていらっしゃる方が多いのですが、この季節のガーデンを味わってもらえて、
正直嬉しく思います。
一昨日は、冬囲い講習にも、たくさんの方が参加くださいまして、自分的には
大満足でした。自己満足です。お付き合いくださり、ありがとうございました。
今日は雨が降っていて、静かな一日になりそうです。
秋の雨は冷たく、一気に冬が近づいた気分になりますが、まあ、これはこれで悪くないです。