イコロの森

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月: 2017年2月の記事一覧

2017

2.2


日記
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いわみざわ公園色彩館スペシャル

打ち合わせの為、岩見沢へ。今年は雪が少ないという岩見沢。今日は少し降っているようでしたが、それよりも風があり、道中、軽い地吹雪的な感じで、通行止めの道もありました。途中で強制的に右折させられたもんで、知らない道をくねくねとかなり遠回りをした気がします。

 

さて、打ち合わせの後、いわみざわ公園の色彩館へ。植栽から早くも5年が経ちました。公園の方の丁寧な管理がすばらしく、気持ちの良い室内公園になっていると思います。温室とはいえ、省エネ型の低温室。冬の温度は本州から九州並みです。北海道ではもう少しで冬越しが難しいもの、冬越しは出来るけど大きくは育てられない、冬の良さを観賞できない植物を集めています。常緑で葉が美しいもの、冬に花が咲くものなどが中心で、ぼくのような本州からの移住者には懐かしい植物がたくさんです。バラはどこよりも早く、大きなつるばらが咲き、見ごたえがありますが、この季節も良いんですよ!入った瞬間、明るいし、いい香りがします。ぜひ足をお運びください。

 

満開のギンヨウアカシア(Acacia baileyana

紫の葉はニューサイラン(Phormium tenax ‘Purpureum’)

 

緑の葉はチョイシャ テルナタ ‘サンダンス’ (Choisya ternata ‘Sundance’)

ミカン科の常緑低木で良い香りがします。ギンヨウアカシアの黄色の花と。爽やかですね。

 

 

もうスノードロップ(Galanthus elwesii)が咲いてます。

上から

斑入り葉のヤツデ(Fatsia japonica ‘Variegata’)

オカメナンテン(Nandina domestica)

コクリュウ( Ophiopogon planiscapus ‘Nigrescens’)

葉っぱの色と形のコントラストを意識してます。スノードロップはこの季節だけの楽しみです。

 

緑~白~ピンクのグラデーション。

ジンチョウゲ(Daphne odora cv.)が満開でとにかくいい香りです。↓↓↓

 

別のニューサイラン(Phormium tenax ‘Variegatum’)

葉に白~クリーム色の縁取りがあります。その手前はコルヌス サングイネウム ‘ミッドウィンターファイア’(Cornus sanguineum ‘Midwinter Fire’) 

オレンジ~黄色に色づく枝がきれいですが、外に比べ、日照が少ないのでしょうか?少し薄い印象です。

一番手前はサルココッカ フミリス(Sarcococca humilis

クリスマスボックスとも呼ばれるサルココッカは白い香りのよい花を咲かせます。こちらはわい性タイプで、色彩館の中にはサルココッカ ルスキフォリア(S. ruscifolia)というもう少し背の高い種もあります。

 

白い世界もきれいですが、やはり緑に触れるとリフレッシュしますよ。

2017

2.9


PLANT OF THE DAY
日記
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カレー天国

ココイチがロンドンに出店するらしいですよ。ただでさえ、うまいカレーがいっぱいあるロンドンで、とうとう日本風のカレーまで食べられる日が来るんですね。カレー天国ですね。ロンドンは。カレー天国と言えば、札幌南インターを出て、新札幌の方に向かうところあたりに、カレー天国と呼びたくなる交差点がありますよね。ココイチとSAMAがあって、まだ一度も行ったことはないけど、スープカレー&カレーラーメンの看板を掲げた店があるんですよね。素晴らしいですね。

 

さて、今は引き続き温室で宿根草の手入れをしております。

毎年恒例でAから始めていますが、まだEであります。去年よりさらに遅れているようですね。でも花木や日かげは終わっているので、同じくらいかな。

温室は、曇っている日は寒いですが、晴れている日はだいぶ室温もあがるようになりました。といっても7度くらいですが、随分楽に感じます。相変わらず屋根には雪がたんまり乗っていますので、この程度ですが、保温効果もあり、植物の動きはまだまだ鈍く、燃料的に助かっているのも事実です。

 

PLANT OF THE DAY 19 

Darmera peltata ダルメラ ペルタタ

こちらがダルメラの花。春に地面から花茎が伸びて半球状の房になってこのように咲きます。葉が開く前に花だけが咲く様子は、やはり異様な感じがします。↓↓↓

 

こんな感じ。

 

そして、花が終わる頃から葉が広がり始めますよ。↓↓↓

 

これはこれでいいですよね。出るぞ、って感じで。そして、それがここまで大きく開くのです。↓↓↓

 

存在感がありますね。大好きすぎて、何度もブログに挙げております。左右のアムソニアやゲラニウムの花を引きたてながらも、自分も目立ちます。一見、好みではないなと言う植物も、好きな植物をよりよく見せるという意味で、使うとよい場合もありますよね。僕の場合は、これが好きですが。

日当たりが良い方が好きみたいですが、半日陰でも十分育つと思います。やや湿った土を好みます。春から秋まで楽しめる宿根草は花壇にとって貴重です。これだけ存在感があれば、庭のデザインにとっても貴重な素材です。ちなみに秋にはこうなります。↓↓↓

(写真は全てイコロの森ボーダーで撮影)

今年はもう一か所植えてみたいな。

2017

2.15


PLANT OF THE DAY
日記
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アスコット

今日は大変暖かく感じる一日でした。外での作業が、ほんの一瞬だけあったんですが、陽射しが注いで「あー、北海道でも2月に春っぽい日があるんだ」と思いました。鳥もたくさん鳴いてました。ちょっと嬉しかったですね。

 

まだまだ冷える日、雪の日が当然あるだろうけど、こうやって行ったり来たりしながら、少しずつ季節が進んでいくんですね。わざわざどこかに行ったりしないでも、こうやって季節の微妙な変化に気づける環境にいられて、しかも、その季節に合わせて生活していられるのは幸せなことです。

 

 

PLANT OF THE DAY 20 

Euphorbia x martini ‘Ascot Rainbow’  エウフォルビア x マルティニ ‘アスコット・レインボー’

明るい黄色の斑入りの葉が鮮やかな品種で、花(萼)の方まで続いています。常緑のユーフォルビアで、春からシーズンが終わるまで葉を観賞できますので、ロングランの寄せ植えなどにも向いていますね。写真右側に花がありますが、花が終わったらこの茎をなるべく株元近くから切り、花が咲いていない茎を残します。これを雪の重みや寒さから守るのが北海道では大変だと思いますが、鉢植えだと簡単に避けられそうですね。花は春の終わりごろに咲くはずですが、なぜかこの写真は9月の写真です。輸入して初めての年だったから、茎の成長の感じとか、いろいろ狂ったんだと思います。(写真:イコロの森 ボーダー/2016.09.16)

 

ちなみに、茎を切ったときに白い液体が切り口から出てくると思います。これは多くのユーフォルビアであるのですが、直接触れるとかぶれてしまうので、ご注意ください。ユーフォルビアは非常に多くの仲間があります。観葉植物のミルクブッシュ(Euphorbia tirucalli)もそうで、まさにこの白い液体が由来でミルクブッシュと呼ばれるのではないかと思いますよ。また、ポインセチア(Euphorbia pulcherrima)もユーフォルビア属であります。そう思うと、「エウフォルビア」という名前にも少しはなじめませんか?

 

さらに、品種名にある「Ascot(アスコット)」はあの、イギリスの有名な競馬場があるところの地名でもあります。(この品種はオーストラリア作出らしいのでそっちのアスコットではないかと思います。)僕が働いていたウィンザーグレイトパークのすぐそばでして、ちょっと高級スーパー「Waitrose」に行く場合はこの町へ行ってました。たまに電車で遊びに来る友人とアスコット駅のパブで飲んでました。初めて蜂に刺されてアレルギー反応が出てしまったときに運ばれた病院もアスコットでした。どうでもよい話ですね。アスコット・レインボー。良い名前です。

2017

2.22


日記
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事務所の窓から

今朝、出勤するとデスク横の窓から、鳥たちが見えました。

 

まず、デスクからこの景色を眺められるという事実を自慢しておきます。そして、小さな鳥が目論見通り、集まってくれました。かわいいなぁ。

 

実は秋に収穫し、クリスマスマーケットで販売していたローズヒップの残りを、同僚が外に置いたので(鳥たちのために)、どうせならと、自分のデスクから見える場所に移動していたのでした。

 

こんな風に頭を突っ込み、

 

ヒップを食っております。かわいいなぁ。癒されるなぁ。

 

先日はちゃんとオスカー君(馬)に「おつかれさん~」と言いながら、撫でておきました。数年前の自分からしたら、信じられない進歩です。動物に触るとか。とある出会いが、動物愛を目覚めさせたんですね。癒されるなぁ。。。

2017

2.28


PLANT OF THE DAY
日記
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花鳥風月の2番目

先日の鳥ブログ以降、えさがなくなっても、たまに窓の近くの木に鳥が寄ってくるようになりました。ほんと、癒されます。

以前、タモさんが、「年をとってくると『花鳥風月』の順に良さが分かってくる。花を愛でるようになったら老いが始まってるってことだ」みたいなことを、江戸の園芸文化をめぐるブラタモリで言ってましたが、自分は花にかかわっているし、鳥がかわいくてしょうがない毎日。まだ若いつもりですが、すでに半分行っちゃってるので、あっという間にコンプリート出来そうです。

あ、ちなみに、ブラタモリと言えば札幌の回、なんと私たちがちらっと映っていることは誰も知らないでしょう。。。まあ、僕はほとんど映っていないですけどね。あれは素晴らしい遭遇でした。奇跡的に録画でもされている方は探してみてね。

 

 

 

PLANT OF THE DAY  21

Polemonium reptans ‘Stairway to Heaven’ ポレモニウム レプタンス ‘ステアウェイ・トゥ・ヘブン’

 

写真中央の薄い青い花。ちょっと花と葉が分かりにくいかもしれませんが、白い斑入りの葉をもちます。葉は割と早くから広がり、秋にはほんのり赤く染まるので、カラーリーフプランツとしてシーズンを通して楽しめると言ってよいでしょう。なんとなく、繊細な見た目のようですが、なかなか強健で根もしっかり張ります。初心者でも容易に育てられますし、寄せ植えやハンギングにも利用したいですね。(写真:イコロの森 レストランガーデン/2016.06.08)

 

ちなみに名前の‘ステアウェイ・トゥ・ヘブン’は「天国への階段」という意味。関係ないですけど、いつもこの意味を考えると、なんでか「帰って来たヨッパライ」という歌を思い出します。父親がレコードをもっていて、子供のころ、これをかけられるとやたら怖がってた思い出があります。あの早回しの声なのか、歌詞なのか、とにかく気味が悪くて、ほんとに怖かったですよ。今もあんまり聞きたくない。ジャケットもPOPなくせして、逆にそれが気味悪かったんだよなー、と思ってググってみたら、思ってたのと違ってめっちゃカッコいいじゃん。「これが話題のアングラ・レコード!」って書いてありますね。C/Wが「ソーラン節」っぽいですな。まだ家にあるのかな。。。