イコロの森

工藤敏博の植物日記

2019.12.1日記

子鹿の運命


一昨日、昨日はやっと合間ができたので、稚内へハマナシの採種に行って来ました。
7月に見てきた株の採種。

 

積雪あまりなく、ぎりぎりセーフでした。
この泊内橋に行く前にメグマ原生花園で採種しましたが、それはかなりのヒップが残っていたのですが、こちらは見つけるのに一苦労。
いたるところに鹿の足跡あり、食べ物無くなってきたので普段は食べないハマナシのヒップも「空腹には勝てない」のでしょうね。

 

最初に川の対岸を探索。
すると窪地で何かが動く。

 

子鹿でした。
顔だけを上げ、こちらを見ます。
驚きました。
この時期、何故こんな子鹿が?

 

子鹿を隠すには寒風も当たらず絶妙な場所でした。

安全な場所に子鹿を残し、母鹿はどこかで食べ物を探しているのでしょうが、通常は夏前のことですよね。
いっぱい食べて、体を作ってやっと冬越しできる。
少し前に生まれたであろう子鹿が、これからの厳しい冬を乗り越えられるとは考えられない。
この子鹿の運命は明白です。
うーん。

 

意味のないことは無い自然界ですが、もしかすると奇跡的に生き延びるのか。

人の考える常識を超えて。

帰り道ずーっと子鹿のことを考えていました。