イコロの森

ガーデン日記

カテゴリー: 映画手帳の記事一覧

2017

1.14


作業
映画手帳
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大寒波なんですってね。

2~3日前から外を歩くときに、帽子をかぶっていないと、耳が痛いなぁと感じるけど、温室の中にいると、寒いとは言えそこまでではないです。

氷点下になったとしても1℃程度。

なるほど、氷点下1℃程度なら普通に一日働けるもんなんだなと、すっかり寒さ耐性がついてきた今日この頃。

相変わらず、コツコツと温室の中で宿根草の手入れを行っております。

今の季節は、花どころか葉もほぼないので、退屈な作業のように思えますが、根のしくみや香り、越冬芽のつき方がそれぞれ違っていて、新鮮な気持ちになれます。

トリカブトの株分けは楽しかった。

忘れないようにしなきゃね。

 

先日、私の愛する映画館「シネマトーラス」さんに、待っていた映画がようやく来たので、行ってきました。

「この世界の片隅に」です。

私が生まれ育った町が舞台になっているので楽しみにしていました。

約20年ぶりに、映画館でアニメを見ました。

戦争の映画は苦手なのだけど、見慣れた風景や地名、方言に嬉しい気持にもなれました。

何かアレコレ考えないで、しっとりと心に沁みる、悲しいだけじゃないお話でした。

コトリンゴさんの音楽も良かった。

できれば10代の人たちに見てもらいたいなぁ。

でもきっと若者はもう一つのアニメの方に行っちゃってるんだろうなぁ。。。

 

 

 

 

2013

8.7


映画手帳
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映画手帳;03 「天使の分け前」

ボスの大好きな琥珀色の液体が、準主役級の映画です。

私は、アルコールが一切飲めないのですが、「あぁ飲めたらなぁ。。。」と思わずにいられない映画でした。

映画館でなくてもDVDで充分だと思いますが、映画の冒頭から展開される超絶なまってる英語とか、焼いてない薄い食パンとか、ユルユルのジャージが、「そうそうコレコレ」って感じの英国でした。

イギリスって、素敵なアフタヌーンティーとか、キャンディキャンディ世代で言うところのアンソニーが着てたキルトなんて絶滅危惧種みたいなもんで、この映画の貧乏から抜け出せない負のスパイラルの方がリアルだなぁと思います。

それでも、やっぱり毎年行きたくなってしまうのは、スコッチウィスキーもそうだけど、キルト着てたら何か許されちゃう感じとか、人生何とかなるかもって空気なのかもしれないのかなぁ。

冬にイギリスにいたときに、スコットランド~アイルランドを旅行してきた方が、知る人ぞ知るみたいなスコッチウィスキーを振舞ってくれて、飲めないくせに、ちょこっとだけもらって飲んでみたら、イソジンとナメシ皮を混ぜた味としか表現できない液体でした。

でも、もったいないから、2時間かけて、もらった分は全部飲みました。

それにしても、みんな「むむむ、これは!」みたいに言ってて、仲間はずれ感半端なかったです。

若い女の子も、ちっちゃいグラス持って目をつむったりしてるから、くやしいぃいぃ~って思います。

私も一度でいいから「ピートの中に潮風を感じる」とか言ってみたいものです。

まぁボスが、そんなん言うのも聞いたことないですけどね。

あっウィスキークリームは、おいすぃ~って思います。

特にアイス。

ありゃ、たまらん。

ハーゲンダッツで出せばいいのに。

2013

6.29


映画手帳
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映画手帳;02 「ムーンライズ・キングダム」

絶対にハッピーエンドだろうって映画が見たくて、映画館に行きました。

映画館では、スタッフ一人、観客一人という、イコロの森の入場者数より緊張感のある状態で映画を楽しみました。

 

もう、メルヘンです。

隅から隅まで、メルヘンです。

ダイハードでは、ランニングシャツで素晴らしい筋肉を披露しているブルース ウィルスも、この映画の中では、ただのおっさんです。

ビル・マーレイのだらしない身体が、メルヘンの中のリアリティーでした。

内容は、「小さな恋のメロディーの駆け落ち後」のオサレコメディー版です。

ああいう逃げちゃったところで終わった映画って、実は、その後に大冒険あり、涙あり、笑いありですよね。

映画館の中で、本当に一人ポッチだったので、一人でゲラゲラ笑いながら見てました。

見終わったら、スッキリしてました。

小物がすっごく可愛いので、手作りとかする人は必見かも。

多分、もうDVDになってると思うので、天気の良い日の午後におすすめです。

2013

4.10


映画手帳
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映画手帳;01 「天のしずく」

唐突ですが、私、映画を観るのが好きでして。

子供のころから飽きずにずーっと続けてる趣味のひとつです。

最近、オープン準備で我を忘れつつありますので、ちょっとわき道に逸れてみました。

 

「八十過ぎてから見たり聞いたりすることって別ね。」

 

料理家で作家の辰巳芳子さんの作るスープと、震災後の日々を追ったドキュメンタリーです。

ドキュメンタリーって、実際のところ、編集のやり方で、本人の本意なんてお構いなしに、どうにでもできちゃうので、いつも「ドキュメンタリー風」と思って観るようにしています。

この方、とても素敵な言葉遣いで話されます。

もう80歳を超えている方ですが、本当にお元気で、美しい女性だなぁと思います。

この映画の中で、「80歳になったらからわかったことがあるの」とおっしゃっていたのには、自分の将来に期待が持てました(笑)

「ほうほう、じゃあ、まだまだ先があるな」と。

自分の使命を考えながら仕事をするって、すごい覚悟だと思います。

料理好きの方、お子様いらっしゃる方、そろそろダメかも~と考え始めてる方にお勧めの映画です。

美味しそうなスープを中心とした料理と、それを食べた、たくさんの人の「ほっ」とした顔に、こちらが癒されます。

とりあえず、私はまだまだ覚悟が足りないようなので、「~わね。」って話し方だけでも真似てみようと思います。